強引にプラスにする

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 面白い事に、視野を広げていくと、今まで気づかなかった事に気づくため、問題が生まれてきます。
 この問題は、これまで培った力を活かすことだけでは、解決できない事があり、新たな挑戦をして、力をつけるよい機会になります。

 視野を広げなければ、きっと問題にも気づかず、ただ受け入れているだけで済んでしまったかもしれません。

 視野を広げる機会は、立場や仕事内容、環境などの変化と同時に、目の前の出来事となって現れてきます。

 自ら求めて変わることばかりではありません。他から求められて変わらざるを得ないこともあります。むしろ後者の方が多いように思います。

 この変化をプラスと考えるか、それともマイナスと捉えるかは、自分次第です。

 プラスと捉えると、これが、新しい力を伸ばす力添えとなり、その伸びが早くなり、質も高くなります。
 力を伸ばすよい機会になることは間違いありません。

 反対にマイナスととらえると、伸びるはずの力が伸びなかったり、不満や負担を感じ、これまでの取り組みにも悪影響を及ぼしかねません。

 このように考えると、目の前に現れる出来事は、変化の機会と捉え、無理にでもプラスと考える事が力を伸ばす上で、役に立つと思います。

例えば
・会議に出なければならなくなった。
 (出たくないと思っているのに・・・)
 →会議に参加して自らの力を発揮する機会に恵まれた。

・代理で、動かなければならなくなった。
 (私が、なぜやらなければならないのか・・・・・)
 →代理ができるだけの能力を発揮する機会に恵まれた。

・思わぬ出費があった。
 (しまった。こんなに出費し、やりくりが大変だ。)
 →思わぬ出費に対応できる力を発揮する機会に恵まれた。


・会議の時間が伸びてしまった。
 (時間通り、進められない事は、残念だ。)
 →伸びた影響を考え、対応できる自分を発揮する機会に恵まれた。

・断り切れずに誘いに乗ってしまった。
 (何と情けないことか、こんな誘いに乗るなんて。)
 →誘われるだけの価値を発揮する機会に恵まれた。

 このように恵まれた機会だと、強引にプラスと考えると、それなりのイメージが浮かび、何となく前向きな感情も湧き上がってきます。

 (思った事がマイナスであっても、立ち止まって、強引にプラス面を考える事ができれば、それだけで、視野を広げる事になります。)

 強引にプラス面を考えるためには、まず立ち止まる事が必要です。立ち止まるためには、思った事がマイナスであっても、一度深呼吸をすれば、呼吸に集中するための、ほんの短い時間ですが、間を作る事ができます。
 こうすると、マイナスの感情が湧き上がる手前で止まり、気持ちを平静に戻してくれます。
 深呼吸をして呼吸を整えると、これが思考に影響を与えます。
 平静さの中では、視野を広げる事ができるので、プラス面を探る事ができます。(このすき間を使ってプラス面を考えます。)
 これを上手く使って、強引にプラスにしてみてはいかがでしょう。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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