困った時こそ
面白い事に、視野を広げていくと、今まで気づかなかった事に気づくため、問題が生まれてきます。
この問題は、これまで培った力を活かすことだけでは、解決できない事があり、新たな挑戦をして、力をつけるよい機会になります。
視野を広げなければ、きっと問題にも気づかず、ただ受け入れているだけで済んでしまったかもしれません。
視野を広げる機会は、立場や仕事内容、環境などの変化と同時に、目の前の出来事となって現れてきます。
自ら求めて変わることばかりではありません。他から求められて変わらざるを得ないこともあります。むしろ後者の方が多いように思います。
この変化をプラスと考えるか、それともマイナスと捉えるかは、自分次第です。
プラスと捉えると、これが、新しい力を伸ばす力添えとなり、その伸びが早くなり、質も高くなります。
力を伸ばすよい機会になることは間違いありません。
反対にマイナスととらえると、伸びるはずの力が伸びなかったり、不満や負担を感じ、これまでの取り組みにも悪影響を及ぼしかねません。
このように考えると、目の前に現れる出来事は、変化の機会と捉え、無理にでもプラスと考える事が力を伸ばす上で、役に立つと思います。
例えば
・会議に出なければならなくなった。
(出たくないと思っているのに・・・)
→会議に参加して自らの力を発揮する機会に恵まれた。
・代理で、動かなければならなくなった。
(私が、なぜやらなければならないのか・・・・・)
→代理ができるだけの能力を発揮する機会に恵まれた。
・思わぬ出費があった。
(しまった。こんなに出費し、やりくりが大変だ。)
→思わぬ出費に対応できる力を発揮する機会に恵まれた。
・会議の時間が伸びてしまった。
(時間通り、進められない事は、残念だ。)
→伸びた影響を考え、対応できる自分を発揮する機会に恵まれた。
・断り切れずに誘いに乗ってしまった。
(何と情けないことか、こんな誘いに乗るなんて。)
→誘われるだけの価値を発揮する機会に恵まれた。
このように恵まれた機会だと、強引にプラスと考えると、それなりのイメージが浮かび、何となく前向きな感情も湧き上がってきます。
(思った事がマイナスであっても、立ち止まって、強引にプラス面を考える事ができれば、それだけで、視野を広げる事になります。)
強引にプラス面を考えるためには、まず立ち止まる事が必要です。立ち止まるためには、思った事がマイナスであっても、一度深呼吸をすれば、呼吸に集中するための、ほんの短い時間ですが、間を作る事ができます。
こうすると、マイナスの感情が湧き上がる手前で止まり、気持ちを平静に戻してくれます。
深呼吸をして呼吸を整えると、これが思考に影響を与えます。
平静さの中では、視野を広げる事ができるので、プラス面を探る事ができます。(このすき間を使ってプラス面を考えます。)
これを上手く使って、強引にプラスにしてみてはいかがでしょう。