習慣に焦点を当てる
インフルエンザの影響で、体調が優れず、横になっている時間が多い1日を過ごしています。
体の節々に痛みを感じ、動きたくありません。
咳も時々出るため、じっとしている方が楽です。
横になっているだけでは、勿体無いから横になってできることをしようと、読書でもしようかと思いますが、なかなか身体が動きません。
十分な休養をとるようにと身体が言っているようです。
意思を働かせることを拒んでいるようにも感じます。
このような状態から考えると、どうも病んでいる時と健康な時では、心の働き方が違うのではないかと思いました。
ー健康な時ー
意思を働かせて、感情を昂らせ、行動を起こす。
(意思に合った行動ができる)
ー病んでいる時ー
身体の感覚に合った感情が湧き上がり、感情を満足させる行動をする
(身体が喜ぶ行動をする)
健康な時には、よりよく生きたいと思う前向きな正のエネルギーが働いているように感じます。
病んでいる時は、楽をしたいとか苦しいことや辛いことを避けたいなど思う前に進めさせない負のエネルギーが働いているように感じます。
病気で寝込んでいるためにこの違いがはっきりわかりますが、日常生活を送っている時には、これほど明確な違いを感じることなく、淡々とエネルギーを使っているように思います。
私たちは、目の前に起きる出来事に反応して生きている事が多いのですが、絶えずどちらのエネルギーを使うか選択しているように思います。
正のエネルギー
「少し頑張ってみよう。」
「やった方が自分のためになるからやろう。」
「みんなが喜ぶはずだからやろう。」
「負担だけどやろう。」
「役立つからやろう。」
負のエネルギー
「気持ちいいからやろう。」
「楽になるからやろう。」
「負担だからやめよう。」
「今は無理しないでおこう。」
「うるさく言うので、やめよう(やろう)。」
「よく見られたいから、やろう(やめよう)。」
「得するから、やろう。」
これらのエネルギーをどのように使うかが、自分らしさを発揮することになると思います。
ただし、負のエネルギーを使う時は、病んでいる時と考えた方がよいかもしれません。
つまり、
「今は、病んでいるので、身体の喜ぶ行動を選択している。」
と、健康になるまでの一時的な使用と考えるのです。
負のエネルギーは厄介です。
「甘い物を食べたい。」と思うと止められず、食べ続けることになります。そして、健康を害することになります。すると、身体が喜ぶ行動をとるため、ますます負のエネルギーを使わざるを得なくなります。負の連鎖から抜け出せなくなります。
このようにならないためには、まず、無意識のうちに使っているエネルギーを意識的に使うようにすることから始めることになります。
意識すれば、正負の違いを意識する事ができ、正のエネルギーを選択する機会を増やす事ができます。
ストレス社会と言われる時代に翻弄させられている私たちです。
少なからず、誰もが病んでいる時代と考えることもできます。
もしかすると、身体が喜ぶ行動が多くなっているかもしれません。
目の前に起きる出来事にすぐに反応するのではなく、一瞬立ち止まって、選択している自分を意識してみてはいかがでしょう?
意思に合った行動が増え、自分らしく生きやすくなるかもしれません。