謝る事
身につけたいと思う習慣の1つや2つを誰もがもっていると思います。
身につけたいと思っても三日坊主で終わることが、多いように思います。
三日坊主に終わるわけをつかんでおくと、習慣化しやすいように思います。
例えば、ダイエットをしたいと考え、「甘いものを控えよう」と考えたとします。
この状態が続けば、習慣化につながりますが、それを止める働きが働くため習慣になりにくくなります。
それは、これまで身につけたい「甘いものを食べる」習慣が抵抗しているからです。
古い習慣を身につけている自分(A)と新しい習慣を身につけたがっている自分(B)とのせめぎ合いになります。
という事は、この抵抗を弱めれば、新しい習慣が身につきやすい事になります。
では、どのように折り合いをつけるかが重要になります。
この時、自分を行動(身体)、感情、考え(思考)に分けて考えると、取り組みやすくなります。
ー行動(身体)ー
チョコを食べる(A)ーチョコをやめる(B)
これでは折り合いがつきません。感情が強い抵抗を示します。
「チョコを減らす」という新しい考えならば、折り合いをつける事が可能になります。
ー感情ー
嬉しい(A)ー辛い(B)
食べている時の嬉しい感情を堪えて我慢する事は辛さにつながります。我慢辛さを補う事が必要になります。
例えば、褒めてもらうとか認めてもらう、支えてもらうなど嬉しくなるような内容を加える事があれば、折り合いをつける事になります。
ー考えー
習慣を続ける(A)ー習慣を変える(B)
これでは、折り合いがつきません。習慣を変えるだけの納得できる内容が必要になります。
例えば、この両者が納得できる「健康を維持するため」「体型を整えて美しくするため」など納得できる考えが必要になります。
このように考えてみると、これはよいと思ってすぐに新しい習慣に飛びつく事は、これまでに「甘いものを食べる」習慣を身につけてた自分を無視する事になり、抵抗が大きいように思います。
まずは、折り合いがつけられるかどうか見極める事が必要かになります。
つまり、
身体に聞いてみる
感情に聞いてみる
思考に聞いてみる
が必要だという事になります。
この3つが整っていないと、新しい習慣を身につける事は難しいと言えます。
特に感情をコントロールするためには、自分一人で取り組むよりも他者を巻き込む方が、褒めてもらったり、認めてもらったりする機会が増えるので、一考に値します。
また、記録に残しておくとことも承認を得やすくなる要因になります。
いずれにしても、感情に流されることなく、新しい習慣をどのように取り入れるのか、どのようにすると取り入れやすくなるのか、身体、感情、思考と向き合い、じっくり考えることが役に立ちそうです。