怒り

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 久しぶりに怒りを爆発させました。

 孫が教室で使っている空気入れを壊したにも関わらず、報告もせず、見せかけの修理をし、何もなかったかのように生活していました。壊れていると別の子どもから報告を受けて初めて気づきました。
 その後、母親に報告した時に、兄弟で遊んでいた時に壊した事がわかり、怒りが爆発しました。
 壊した事を報告せず、謝罪もせず、誤魔化して生活していることに腹が立ちました。そして、弟に正しい対応を示すことなく、弟と一緒になって事実を隠し、容認する姿にも腹が立ちました。

 今後、どんな子になるのだろうとの心配も重なり、感情が高ぶり、怒りとなって母親の前で兄弟を叱りました。

 この時、体が熱くなり、言葉数が増え、身体中に緊張感がみなぎり、集中力が増して、一点を攻撃していました。
 完全に視野が狭くなり、自己中心的になっています。

 そして、何処かで、これを正当化する自分もありました。

「『事実を伝える事なく、誤魔化して生きる事は許さない。』という強いメッセージを伝える事は、今しかない。」
と思っていました。

 娘である母親からは、後から「感情的になって話さなくても。怖くて謝ることもできない。あの叱り方はやめて。」と言われました。

 ただし、兄は、「壊した事を話さなくて、ごめんなさい。」と娘から話を聞く前に謝罪がありました。

 何が正しいかは、わかりませんが、兄には伝わったように思いました。

 最近の子どもたちは、叱られることに慣れていないため、母親の言う事もよくわかります。

 時代の流れを感じますが、本気で物事に立ち向かう時には、意思エネルギーだけでなく、感情のエネルギーも動員し、全て注いでいるように思います。
 
 表現の仕方は、これまでの体験経験に基づくため、なかなか変える事ができませんが、この怒りの爆発をパワハラと受け止められる事になれば、今後の日本が心配です。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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