道を開く力
来客があり、あすなろ教室についての説明をしました。
本施設の概要や利用方法、利用料金などを説明しました。
子どもの自立を目指した経営方針に共感され、質問が、いろいろ出てきました。
具体的な教室内の掲示や子どもたちの足跡を元に説明をしました。
具体物を見ると、質問が出てくるので、その具体物に関わる考え方や姿勢を説明をしました。
話題が次第に子育てに発展し、
「自立の本質は何ですか?」
という質問が飛び出してきました。そこで、
「自分で決めたことを自分ですること」
と話すと、スケジュール表を見ながら、
「これもそうですね。」
と、具体物と繋げて話をされました。
教室内の本を手に取り、
「いい本がある。」
と、興味をもたれました。そこで、この本と子育てと繋いで説明していると、次第に、施設利用から話題が離れ、子育てや生き方につながる話に発展していきました。
この一連の流れは、まるで、一緒に社交ダンスを踊っているような感じです。
相手の動きに合わせて、こちらの動きを決め、こちらの動きに合わせて相手が動きを決める・・・・次第に一体感が生まれ、時間が経つのを忘れてしまいました。
とても楽しい時間を一緒に過ごした気分になりました。
意図的にダンスをしようと思ったわけではないのですが、言葉を繋いで行くとダンスができるのではないかと思いました。
互いに共通する言葉を繋ぎながら、互いの心の内を露わにして行った感じです。
自分の事か、相手の事かわからなくなり、相手の話を聞いても、全てが自分の中で起きている出来事のように感じていました。
まさに一体となっています。
この状態が信頼そのもののように感じました。
一体感がある時、そこには信頼があります。
反対に違和感がある時、そこに疑いが生まれ、不信感につながるのかもしれないと思いました。
一緒にダンスを楽しむ仲間を増やしたくなりました。