感情のコントロール

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 トラブルが起きないように細心の注意を払って事を進めていますが、トラブルは、いつどこで起きるかわかりません。
 トラブルは、自分の力を超えた所で起き、予期せぬ出来事になるため、感情が高ぶってしまう事が多くなります。
 感情が高ぶっている時の判断は、刹那的になるため、目先の利害にとらわれたり、保身に走ったりする事があり、その結果、判断を誤る事があります。
 不測の事態として事実を受け止めて、その事実と冷静に向き合い、解決する事によって、広い視野から事態をとらえ、問題解決にあたる事ができます。
 
 この事から考えると、感情のコントロールは、とても重要になります。
 
 感情が高ぶらないことが一番ですが、何をどうしてよいのかわからない状況では、冷静でいることの方が、難しくなります。

 いわゆる「危機管理」が重要だという事になります。

 具体的な問題解決の方法は、事態によっていろいろ考えることになりますが、感情のコントロールという視点から考えるのも、問題解決に役立ちます。

 1 事前にトラブルが起きた時の対応を考えておく。
  ・相談窓口を作っておく
  ※独りよがりの判断を避け、判断材料を頂く窓口を持っているだけで安心につながります。

 2 高まった感情を鎮める方法を身につけておく
  ・一度に吐き出す
   怒りを爆発させる事がありますが、これも1つです。ただ、他人に影響が広がる事があり、出来るだけ避けたいと思います。
   (海に向かって叫ぶ、物に当たる、爆買い(喰い) など)
  ・場を変える
   (感情の高ぶった場所から離れる、音楽を聴く、トイレに行くなど)
  ・見方を変える
   (トラブルをポジティブにとらえる、責任を転嫁する、他人事にするなど)
  ・身体を整える
   (深呼吸をする、身体の緊張を取る、身体を冷やす、水を飲むなど)
  ・諦める
   (事実を受け入れて諦める、感情が高ぶるのは仕方ないと諦める)

 感情をコントロールする方法は、複数もっていると便利です。

 感情の赴くまま生きているのが普段の私たちだと考えると、感情をコントロールする方法を身につけることは、生きやすさを身につける上でとても大事な事になります。

 どんな方法が自分に合っているのか、わかっている事が重要だと思います。

 それを見つけるために、トラブルが起きたと考えるのも、一つです。
 

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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