苦は避けられない
立ち止まって自分の過去を振り返る機会は、あるでしょうか?
短い時間で考えると、日記もその一つです。
ここではそれよりももっと長く、生まれてから現在までの自分の歴史を振り返ることを考えてみました。
これは、これまでの自分の人生を振り返る機会になります。
自分の人生を振り返る作業は、今の自分から俯瞰して自分を見つめる事になります。
すると、時間軸の上に自分を置き眺める事になるため、過去だけでなく、これから歩む未来までが見えやすくなります。
過去は、記憶として残っているため、変える事はできませんが、意味付けを変えることはできます。
俯瞰して見ることは、この意味づけを変える機会にもなります。
過去の辛い体験であっても、俯瞰して眺めてみると、その辛さが、今の自分を築く礎になっている事に気づかされる事があります。
俯瞰し、時間軸の上にいる自分を眺めてみましょう。
すると、無我夢中で歩み続ける若い頃の自分が見えてくるかもしれません。
そして、多くの人と出会い、いろいろな体験・経験をし、その時々に自分を生かそうと精一杯考え、創造しながら歩んでいる自分を発見する事ができるかもしれません。
そして、それらの体験・経験をしている自分が、何を大事にしてきたのかを見つけることができるかもしれません。
そして、年を重ねていく中で、見方や考え方が変化していく自分を発見する事ができるかもしれません。
過去から現在までの歩みを見ていると、全てが今の自分が生きるためのリソースになっていることに気づく事ができます。そして、無駄が一つもない事にも気づかされます。
そんな自分が、
魅力的で豊かさを備えている自分に映っているかもしれません。
精一杯生きている可愛い自分に映っているかもしれません。
そして、この素敵な自分が、今後どんな世界を切り開く可能性があるのか、考える事もできます。
そうです。
未来を見つめる機会が、今、目の前に現れています。
時間軸と共に歩み続ける自分です。
何を生かし、これからどのように歩み続けているのかを眺める機会です。
過去には、時間と共に変化している自分や変化する事なく時間と共に生きている自分がいました。そして、それを背負って生きている今の自分がいます。
そして、その自分が、未来に生きています。
それでは、一体どんな自分が、明日を創っているのでしょう。
私の中には、本質を求め続ける自分が見えています。
そして、そのために人や出来事から学び続ける自分が見えています。
また、それを役立てようと働きかけている自分がいます。
生きている実感がそこにあります。
もっと生かしたいと強く願っている・・・そんな感覚も湧き上がってきます。
俯瞰して自分を見つめることは、人生100年時代を生き抜く上でとても大切な事だと思います。
さて、あなたには、どんな自分が見えているのでしょう?