「自分見つめ」の時間
夏休みも三分の一を終え、夏休みの暮らし方が、身についてきた頃になります。
子どもたちは、学校に通っている時とは異なる時間の使い方をしていますが、どんな時間の使い方をしているのかが、気になるところです。
あすなろ教室では、午前に学習を済ませ、仕事や読書をします。
時間にゆとりがあるので、ほとんどの子が、遊びも取り入れています。
最近の暑さでは、外遊びができないので、屋内での活動が、中心です。
カードやボードゲームなどを用意してあるので、それで時間を費やす子もいますが、最近では、タブレットを使ったゲームをする子も増えています。
タブレットのゲームは、時間を制限しないと飽きずにやり続けてしまいます。そこで、20分の制限を設けています。
昼食後には、1時間を休憩タイムを設けて、自席で体を休めたり畳の部屋で横になったり、静かに過ごす時間を作っています。中には、読書や睡眠の時間にする子もいます。
午後は、ほとんど遊びの時間になります。
ごっこ遊びや工作で時間を費やす事が多くなります。
特にペーパークラフトは、夏休みにはとてもよい活動です。
ネットで検索し、お気に入りの作品を選びます。子どもたちが選んだ作品を厚めの用紙に型紙を印刷します。
作品作りの解説を見ながら、子どもたちは、ハサミ、のりを使って活動をします。
細かなパーツを組み立てながら仕上げていく時には、かなりの集中力が必要になります。
落ち着いた雰囲気の中で、時間が知らず知らずのうちに過ぎていきます。
完成した作品を保護者に見せる時の笑顔を見ると、子どもたちが今日も一日よく頑張ったと思い、嬉しくなります。
「テレビのない生活ができるだけでもありがたいのに。」という保護者の気持ちもよくわかります。
テレビやゲームは、子どもたちの興味をそそる強い刺激になります。
感情が動き出せば、その感情が収まるまでは続けてしまいます。
感情を揺さぶる刺激に反応している事になります。その事に夏休みの多くの時間を費やす事は、とてももったいないと思います。
充実した夏休みにするためにどんな環境を準備するかは、私たちの大切な仕事になります。
子どもの育ちに大きな違いが生まれてきそうです。