壁が現れた時こそ
健康で従実した生活を一緒に過ごそう・・・これは、私が大事にしている日常生活の目標です。
単調な日々の生活に変化をつけたいとは思いますが、仕事や介護などのため、長い時間家を空けることができません。そのため、旅行に出かける事はできません。
今は、短時間で楽しめるドライブや食事を大事にしたいと考えて、日常生活を送っています。
久しぶりに夫婦で外食をすることにしましたが、娘から孫の預かりを頼まれ、世話をしなければならなくなりました。
妻は、折角の機会だけど取り止めにするしかないと食事の予約を取り消そうかと言い出しました。
「食事会」と「孫の預かり」・・・どう折り合いをつけるか
ひらめき・・・・孫を連れて一緒に食事をする
そこで、孫を連れて食事ができないか、お店に尋ねる事にしました。
単品で食事を頼む事ができ、娘や妻に伝えました。
娘は恐縮していましたが、これで孫の預かりの問題は解決し、孫と一緒に食事をし、楽しい時間を過ごす事ができました。
孫にとっては、いつもとは違う雰囲気の中で美味しい料理を食べ、満足した様子でした。
私たち夫婦にとっても、孫と会話することができ、充実した時間になりました。
何とかしたいと言う思いから、新しい出口を見つけることは、この食事会に限ったことではありません。
目の前に現れた壁を乗り越えてたいと思う意思があると、知恵が浮かんでくるように思います。
壁を避けることもできますが、壁を乗り越える方が、充実感を味わうことができます。
日常生活のほんの小さな出来事であっても、乗り越える癖を身につける事が、充実した生活を送ることになると思います。
ただ、目標に掲げた「一緒に」について考えると、出来事ではなく、妻との関係が重要になります。
日々の生活の中で時々妻との関わりで感じる違和感を解消する事がとても重要です。
この時も出来事で扱った「折り合いをつける」がとても大事になると思っています。
昔ほどぶつかることは少なくなってきましたが、違う価値観を持っている二人なので、違和感を感じる事は今でもあります。
「折り合いをつける」・・・自己主張の強い私にとっては、ある意味修行のように感じます。
これまで、出過ぎていた分、妻に我慢を強いらせる事が多かったように思います。
妻に言いたいことを言う事はとても楽でした。振り返ってみるとかなり強引だった私が浮かんできます。それをよく受け止めてくれたと、今では、妻への感謝の気持ちで一杯になります。
自分の意見とは異なる妻の思いを受け入れながらも、自分の主張も通したいと思うと、やはり知恵が必要になります。
ようやくこの年になり、ここに焦点が当たるようになりました。
子どもたちが巣立ち、今後、夫婦二人の生活が、死ぬまで続きます。死ぬまで修行が続くように思います。
しかし、この修行は、辛いものではなく、充実した幸せな生活を築くための努力だと思っています。