コロナ禍での習慣
見通しを持って事を進めることはとても大事だと思いますが、その力を伸ばすには、どのようにすればよいのかが、よく分かりません。
先日も孫が学校から帰ってくるなり、「友達と外で遊んでくる。」と出かけようとしました。
雨がパラパラしているので、「外では遊べない。」と言っても、ガンと言い張って受け入れません。
雨の中で活動して万が一、風邪でも引いたら大変だと思う気持ちがあり、止めるわけですが、孫は、遊びたい気持ちが強く、雨に濡れた後まで考えて行動することができません。
日頃の生活を見ていても、目の前に起きる事にすぐに反応して、行動してしまうため、後悔することが多くあります。
今回も、案の定、雨の中で遊べず、時間を潰して帰ってきました。
見通しがもてるようになるには、このような失敗体験を繰り返し、似た出来事が起きた時に役立て、その成功体験を積み重ねることで、見通しがもてるようになるのではないかと考えています。
子どもだけでなく、大人であっても同様かと思います。
見通しをもって段取りよく仕事をする人もいれば、見通しがもてないため、支援をもらいながら、指示された仕事をする人もいます。
大人になってからは、失敗をして体験を積むだけのゆとりはありません。失敗することで、多くの人が被害を被る事になるので、失敗をしないよう見通しのもてる人が支えるしかありません。
大地震が心配される今日この頃、災害を見通して、準備を進めなければなりません。
いざという時に助け合う仲間が必要になります。
そのためには、日頃から信頼できる仲間作りをしておかなければなりません。
見通しを持ち、日頃から地域での仲間作りが必要だと考える人が増えない限り、地域での人のつながりはなかなか難しいと思います。
災害に強い地域を紹介したDVDを借りてきて観ましたが、やはり自治会活動が充実している地域では、地域行事が活発に行われ、地域住民のつやがりが密になっていました。
そして、日頃の地道な仲間作りの努力が、いざという時に役立つと改めて感じることができました。
DVDを観ながら、失敗体験の繰り返しが見通しをもつ事に役立つと考えると、直接体験も大切ですが、擬似体験を繰り返す事も役に立つのではないかと思いました。
このDVDを鑑賞する機会を設ける事も大事な疑似体験になると思いました。
そして、一人でも多くの人が、地域での人のつながりを密にしようと考える人になってもらえるよう努力したいと思いました。