嘘も方便?
父が再入院しました。
入院前は、父のいる実家へ毎晩通って、父の部屋の隣の部屋で寝る生活をしていました。それができなくなり、自宅で就寝をする事になりました。
起床後すべき事が全て自宅でできるように、必要な物全てを自宅に持って帰り、準備をしてから就寝しました。
環境が変わったので、起きられるかどうか心配でしたが、いつもの時刻に目が覚め、活動ができました。
「早寝早起き」は、私にとってのよい習慣だと思います。
身体に感謝、感謝です。
妻が「自宅で過ごせるので、ビールでも飲む?」
と言葉をかけてくれましたが、飲みたいとは思いませんでした。
子どもたちによく話すのですが、このような言葉を「悪魔のささやき」と呼んでいます。
私たちは、知らず知らずのうちに言葉に反応しています。
そして、その言葉から連想するイメージが頭に浮かぶと、そのイメージにあった感情を高ぶらせ、言葉を発する事があります。
元々お酒は好きな方ですが、妻の言葉に反応し、お酒を楽しそうにお酒を飲んでいるイメージが、一瞬浮かびましたが、その後に、起床時刻が遅れ、焦っている自分が浮かび上がりました。
言い換えると、一瞬、「悪魔のささやき」に、心が揺れましたが、「生活が乱れるからやめた方がいいね。」というかすかに聞こえる「天使のささやき」に救われ、感情を高ぶらせることがなかったことになります。
飲酒は、私にとっては、習慣になっていないので、その時々の気分で対応する事ができます。
この時、「悪魔のささやき」に誘われてしまうか、それとも「天使のささやき」を受け入れるか、その判断は自分に任されています。
悪魔を味方にし続けると、悪い習慣が身につきます。「天使のささやき」を受け入れる事ができるうちは、悪い習慣になることはありません。
習慣になっていないので、選択肢の一つとして、「お酒を飲む」「お酒を飲まない」を取り上げる事ができます。
いつも「お酒を飲まない」を選択し続けると、これが習慣となり、お酒を飲まない生活が身につきます。
このことから、悪い習慣とよい習慣は、裏表の関係にあると考えることができます。
私の「早寝早起き」のよい習慣は、「天使のささやき」を選び続けた成果だと考える事ができます。
身体に染み付いているため、多少の変化にも対応することができます。例えば、会議などで、就寝時刻が多少遅くなる事があっても、定刻に起床する事ができます。
(就寝時刻が遅れた時には、身体に「ごめんね。いつものように起こしてね。」とお願いしてから就寝する事にしています。起きられた時には、身体に感謝、感謝です。)
悪い習慣が染み付いている時には、どんな「天使のささやき」が聞こえてくるのでしょう。「天使のささやき」を蔑ろにしているうちは、「悪魔のささやき」しか聞こえていないかもしれません。
もしかすると、「天使のささやき」を聞く事から始まるのかもしれません。