誰もが幸せを願っている
最近、いろいろな会議に参加する事が、多くなり、参加者の発言が気になる事が増えてきました。
それぞれの会議には、それぞれの目的があり、その目的達成のために知恵を出し合い、よりよい方向に歩み出す事になります。そして、会議の参加者の総力が力となって、事が動き出すように思います。
しかし、発言の内容が、どこか他人事で、他人任せになっている発言が増えている感じがします。
「自分には何ができるのか。」「どのように関わるとよいのか。」という思いが、根底にあれば、自らが関わるため、責任を取る覚悟ができます。
この視点から、国家中継を見ていると、自分たちの正しさを主張するだけの発言や、不備な点を指摘するだけの発言が、気になって仕方がありません。
一人でも多くの国民の幸せのために総力を上げて取り組もうという雰囲気を感じる事なく、足を引っ張り合っている感じがします。
国会の総力で、国民の幸せのための議論が進んでいるとは残念ながら思えません。
多様性の時代だからこそ、互いの主張を認め合いながら、互いに生きやすい社会を築く営みをしない限り、幸せの方向に議論が進むことはないと思います。
総力で事に当たるための会議である以上、発言に責任をもつ事が大切だと思います。
他人事ではなく、自分事にした発言が増えない限り、総力にはならないと思います。他人事にせず、自ら責任を取る覚悟をもつ内容に発言を変えていく事が必要かと思います。
自分事にする事は、その瞬間瞬間を自分らしく生きる事になります。
他人事になれば、責任は他人にあるため、責任を取る必要はありません。その場に自分がなく、その場から離れ、安全な「場の外」に自分を置いている事になります。
安全な「場の外」に自分を置いている限り、自分に禍が降りかかった時には対応が遅れたり、対応できなかったりします。
自分らしく生きている時には、禍を自分らしく振り払う事ができます。責任を他人に転嫁する事なくきちんと責任が取れます。
会議の中での発言は、「禍を自分らしく振り払う」練習の機会になります。
その瞬間瞬間を自分らしく生き、後悔することのない人生を生き抜きたいと思います。