過去に縛られている
教室のホームページをネットで公開しているため、個人からの問い合わせだけでなく、コンサルティング会社から、顧客拡大のためのお誘いの連絡が入ってくる事があります。
集客に役立つための情報をいろいろ提案されますが、それに関わる費用も必ず必要になります。
営業ですから、当然その費用以上に収入が確保できるように案内をされます。
きっとマニュアルがあり、そのように説明をされるのだと思いますが、何となく営業のための説明をされている感じが伝わってくる事があります。
なぜだろうかと考えてみました。
1、こちらの情報を十分把握していないこと
2、マニュアル通りに解説し、相手に合わせた営業になっていないこと
3、こちらの不安を解消するだけの情報を得る事ができないこと
これらの事を考えると、相手のためになる事をどこまで深く理解し、役立つ情報を提供する事ができるかが、とても重要だと思いました。
そして、営業をする際においても、実業家の稲盛和夫さんが、「世のため人のために尽くすこと」を大切にされ事業に取り組まれたように、顧客のための時間と捉え、相手を大切にする時間と考えて、「もっと相手を知ろう。」とか、「役に立とう。」などという思いから発せられる言葉が、必要かと思いました。
それがないために何となく相手との距離を感じ、断りを入れる事になっているように思いました。
このことを、今行っている高齢者対象の活動に当てはめて、振り返ってみました。
一人でも多くの人が参加できるように活動の内容を変えても、参加される人が固定化し、なかなか新しいメンバーが増えていかない状況があります。
その原因を探って見ると、やはり営業の方と同じ事があるという事がわかりました。
1、参加されない方の事情をよくつかんでいないこと
2、こちらが、喜んでもらえると思った活動になっていること
3、安心して参加できる情報を伝えていないこと
こちらの思いだけで進めている活動だから、今の状況は、仕方ないかと思いました。
参加されない方から情報を集めたり、参加しやすい活動を考えたり、一緒に参加できる仲間を誘ったり、まだまだ改善できる内容がある事に気づきました。
他人を見る視点を自分に返してみると、新たな気づきが生まれました。