不安は、大事な力になる?
坂本龍一さんや畑正憲さんがなくなり、追悼番組が、テレビで放映されています。
これまで気づかなかった偉大な功績を知り、私たちの生活に大きな影響を及ぼされた事を実感することになりました。
自分の力で生きていると思っていても、実際には、いろいろな人の影響を受けながら、私たちは生きています。
番組を見ながら、人のつながりを強く感じる事ができました。
まるで、大きな柱時計の歯車のようです。
それぞれ大きさや役割は違いますが、どの歯車も必要で、一つでも欠く事はできません。
大きな振り子が動くエネルギーをもらって回り続けています。
そして、
私の役割・・・・・ミッション(使命)
「私の役割は何だろう?」
「私がしている事は、私の役割になっているだろうか?」
「私がしたいと思っている事は、役割を果たす事になるだろうか?」
などと自問自答することになりました。
私たちは、坂本さんや畑さんと比べると、小さな歯車かも知れませんが、人から影響を受け、人に影響を与えている存在です。
できれば、よい影響を与える存在でいたいと思います。
「よい影響を与える」・・・・自分を磨くしかありません。
自分を磨く材料は、目の前に沢山あります。
この材料を自分を磨くよい材料と考えると、よい影響を与えられる自分でいられるように思います。
介護一つとっても、かなり時間を費やす事になりますが、この時間を負担と考えれば、自分を磨くよい材料と考えるられません。
この時間を学びの時間と考えると自分を磨くよい材料になります。
私は、介護を通して多くの気づきや学びを得ています。
・生きることの素晴らしさ
・介護に関わる人の優しさ
・介護行政のありがたさ
・介護を通してつながる人の豊かさ
・介護を続ける心の変化
・父親への感謝
・共に支える人々への感謝
・支えること=支えられること
など沢山あります。
父親の介護は、私にとって、学びの多いよい材料になっています。
介護を続けられるのもこの学びがあるからだと思います。
目の前に起きる出来事を全てが、自分を磨く材料として現れてくれていると思うと、全てがよい材料になります。
辛いことも、辛さを乗り越えるための知恵や勇気を身につける機会になるかも知れません。
悲しい事も、悲しみにくれる人に共感できる自分を作る機会になるかも知れません。
マイナスととらえている事が、実は、プラスを生み出すための学びの機会なのかも知れません。
坂本さんや畑さんの生き方に触れ、益々学びに磨きをかけたくなりました。