家庭は職場?(ストレスを家庭に持ち込まない方法)
近年、平屋住宅がブームになっているようで、地域にも平屋を目にする事が増えてきました。
我が家も退職時に建てたため、平屋です。
年齢を考えると、階段の上り下りの不便さや必要な部屋数から、2階建にする必要がなく、バリアフリーで過ごしやすいと考えました。
でも、最近の大災害の情報を見聞きすると、平屋では、垂直避難ができないため、水害が起きた時に逃げ場がないので、どうしようかと妻と話す事があります。
百年に一度の災害を想定して、家を建てたわけではないので、対策を考えるしかありませんが、時々妻から不満の声を聞きます。
物事には、必ずメリットとデメリットがあります。
正しいと判断しても、本当にその判断が正しいかどうかは、状況によって異なる事が多く、絶対正しいと言える事は少ないように思います。
それなのに、これが正しいと、主張するためにトラブルが起きるように思えてなりません。
「きっと今の状態ならば、この先苦労するだろうな。」
→ A. 苦労させたくない
→ B 苦労が必要なのかもしれない
「それを言ったら、嫌な思いをするだろうな」
→A 嫌な思いにしたくない
→B 言わなければ、気づかない
「それをしたら、子どものためにならないだろうな」
→A 子どもの要求に応えたい
→B 子どもが伸びる機会を奪う事になる
じっくり考えて対応する事ができれば、Bを選ぶ事ができることでも、即座に判断して対応しなければならない時には、Aを選んでしまう事があります。
常にBが正しいわけではなく、ある時には、Aを選択することで、相手や自分の安心安全に貢献したかもしれません。
後悔する事なく、前向きに捉えると、更に重要な事に気づく事ができるように思います。
つまり、どちらか一方に偏る事が問題であり、上手く両方を使い分ける方が価値があるという事です。
つまり、選択肢と捉えて、その場に応じて、選択できるようにしておく事が大切だと思います。
誰でも判断を誤る事があります。その時でも悲観的にならず、それによるメリットを考えれば、生きやすくなります。
常に正しい判断をしているという「思い込み」が、自分を苦しめる事になるように思います。
ただ、その状況で精一杯の判断をしただけです。
平屋を選んだ事は、その時の状況では、精一杯の正しい判断でした。
その上で、平屋のデメリットを精一杯考えて、対応しようとしているのが、今だという事です。これも正しい判断だと思います。