根深い問題と向き合う?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 醸し時間を作り始めて、6週目になりますが、なかなか習慣になりません。
 「醸し時間は、生活を始める上で、私にとって大切な時間だ。」と、意味づけをし、取り組む時間や取り組み方を決め、できなかった時の対策も考え、妻の応援を得ながら進めてきました。
 また、できなかった時には、自分を見つめ直し、その都度修正を加えてきました。

 それでも、醸し時間を作り忘れてしまいます。

 朝食時には、必ず、今日の取り組みについての確認をするようにはなってきましたが、メモをし忘れてしまいます。

 忘れても、気持ちを切り替えて、再挑戦する意思があるので、まだ続ける努力が続いている感じです。
 きっとこれは、「大切な習慣だ。」と決めている意思が働いているからだと思います。
 
今、

 「続けたいけど、続かない。」

こんな状況に陥っていると考えられます。

 これまでの取り組みは、私にとっては、小手先の取り組みであり、根深い問題と向き合っていないために、問題解決に至っていないのではないかと考えました。
 
 「この習慣が身につかないようにしている自分は、一体どんな自分なのだろう?」
と、自分を見つめ直すことにしました。

醸し時間を止めている自分(A)
 ・書いても書かなくても1日が無事に過ぎていると思っています。
 ・書く事は面倒な事と思っています。
 ・それ程自分を追い込まなくてもいいと思っています。
 ・する事が増えると息が詰まった気分になります。
 ・「楽をしたい。」「ゆとりのある生活を送りたい。」があります。
 ・「もっと自由でいたい。」「縛りたくない。」が浮かびます。

 この自分が得たいもの  → 自由

 この自分と対峙するもう一人の自分もいます。

醸し時間を推し進めようとしている自分(B)
 ・よりよい生き方を求めています。
 ・より充実した生活を目指しています。
 ・視野を広げたいと願っています。
 ・優越感を得たがっています。
 ・至らなさを感じています。
 ・未熟さを感じています。

この自分が得たいもの  → 変革

この両者が、補い合って目指す目標は?

 長期的視野に立ち、1日を充実させるための内容を生み出す醸し時間にする

目指す世界のイメージ
 私は、Bの「変革」を使って、1日を充実させる内容を見つけ、Aの「自由」を使って、充実した1日のイメージを広げ、活動への意欲を高めます。

・書き出す内容を真剣考えている自分が見えます。
・内容を吟味している自分が見えます。
・活動をイメージし、周りの人々も活発に活動しているイメージが湧いてきます。
・書き出した内容にワクワクしながら、伝えたがっている自分がいます。
・満足感に満ちています。
・早く実行したいと願っている自分がいます。

 これまでの醸し時間に書き出した内容には、色がなく、淡々と活動をこなすための記録のように見えてきました。
 そして、活動から生まれる様々な波紋が色となり、生活を豊かにしてくれているイメージがなかったことに気づきました。
 
 充実した生活が、私に豊かさをもたらしてくれると思うと、もっと醸し時間を大切にしたくなりました。

 「醸し時間」は、まだまだ始めたばかりです。1年、2年・・・10年とと続くものです。6週間は、ほんの一瞬です。

 ゆとりをもって、コツコツ続けたいと思います。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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