限界まで続ける
私は、幼い頃、本を読むより、外で遊んでいる方が好きでした。そして、両親共働きで祖母に育てられていましたから、刺激もなく、読書習慣はありませんでした。
そんな私でしたから、国語の時間にみんなの前で本読みをすると、つまりながら読むため、先生から指導を受けました。みんなの前で一人立ち、顔を真っ赤にし、みんなから白い目でみられていると感じながら、とても辛い時間を過ごしていました。
このような体験があり、本を読む事によいイメージがなかったため、読書嫌いになっていきました。
これまで、生活や仕事に必要にかられて読む本はありましたが、わざわざ読書の時間を作る事はありませんでした。
そんな私ですが、昨年3月に行われた講演会で紹介された本を読み、読書に興味を持ち、3月末から、読書の時間を作って生活をしています。
人の生き方に関する本が中心ですが、学ぶ事が多く、楽しさを感じています。
学んだ事は、
どの方もテレビドラマのように、山あり谷ありの人生を歩んでいる。平坦な道を歩いている人は一人もいない。
という事です。
そして、どの方も、その時々の自分の課題に、真摯に向き合い、誠実に対応して生きていました。
結果として、日々のその努力が、必ず身を結んでいます。
私自身、毎日、穏やかに過ごしたいと考えていますが、山あり谷ありの人生を生きています。
誰もが同じように生きているという気がします。
ただ、本に登場する人と違いがあるとすれば、視野の広さや深さのように思いました。
時間の広がり
自分の人生を見通す長期的な視野に立っている
空間の広がり
自分事ではなく、地域や社会のためと世界が広がっている。
質の深まり
ビジョンや使命感が明確で、深い人間理解が根底にある。
これを自分の人生に当てはめていく事が、自分の人生を生きる事ではないかと思います。
辛い事があっても、「これも人生。」と捉え、避けたり、逃げたりせず、受け止めています。
むしろ、そんな時は、どう乗り越えようかと挑戦する姿勢が強い気がします。
今では、読書の時間は、自分を見つめて、自分の進むべき方向を明らかにし、生きる希望や勇気を得る大切な時間になっています。
これまでの自分では考えられない変化です。
これも山あり谷ありの人生を生きている証のようにも思います。
今を生きている実感があります。
今後、読書の幅を広げ、より豊かな人生を送りたいと思っています。