充実した生活

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 Web面会で久しぶりに会ったリハビリ入院中の父が、以前の活発に会話を楽しんでいた父とは異なり、会話もなく眠そうに対面している父の覇気のなさに驚きました。
 きっと充実した毎日を過ごしていないのだろうと心配になりました。

 そういえば、私自身、充実した生活を送りたいと願って、毎日過ごしていますが、「充実した生活とは何か」とじっくりと考えたことがありませんでした。
 
 1日の生活の中には、「やりたい事」「やらねばならない事」「習慣にしている事」「状況に応じてする事」があります。

 「やりたい事」・・・・・・・願いを持ってすること
 「やらねばならない事」・・・役割を果たすためにする事
 「習慣にしている事」・・・・食事や入浴、歯磨き、運動など
 「状況に応じてする事」・・・目の前に現れる出来事への対応

 どの時間が多いと充実した生活になるのか、何ができたら充実しているかなどいろいろ考えてみました。
 でも、どれも違うようです。

 どうも一つ一つのする事に立ち向かう姿勢のようです。充実した時間にしようと向き合う事が充実感を生み、その時間が長ければ、充実した1日を過ごす事になるのではないかと思いました。

 一昨日作った「醸し時間」(今日、どのように生活するのか、自分自身を熟成させて世に送り出すために何をするのかを計画する時間)に考えたする事を振り返ってみました。

 時間がなくてできなかった2割を除けば、思い通りに最後までやりました。
 そして、「習慣にしている事」「状況に応じてする事」も満足できる取り組みができました。

 昨日は、充実した1日を過ごす事ができたと感じていましたが、充実感を感じたのは、これらの裏付けがあったからだと思いました。

 これまで一つひとつの取り組みをあまり意識せず、何となく過ごしてきたように思います。
 何となく充実感を味わっていたように思います。

 じっくり考えたためか、一つひとつのする事への意識がより強くなった気がします。そして、エネルギーの使い方が変わる感じがしています。

 今日から早速取り組んでみようと思います。そして、入院中の父の生活を充実させる事はできないか、病院側と話し合ってみようと思います。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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