壁が現れる
学習を進める上で、「繰り返しの勉強」と「まとめの勉強」が必要だと思っています。
ドリル学習のような「繰り返しの勉強」が、学校の宿題として出される事が多く、まとめの勉強は、なかなか少ないと思っています。
そこで、この冬休みを使って、「まとめの勉強」に役立つマインドマップを子どもたちに教えました。
新しいことへの興味関心が強く、少しずつ形ができてきました。
そして、興味が続くように頑張りシールを用意し、出来上がった作品にシールを張りました。何とか、1日のスケジュール表の中に「マインドマップ」の時間を作る事ができるようになりました。
同じように新規事業を役員会で提案していますが、子どもたちのように簡単に受け入れていただけず、なかなかうまく進みません。
この違いは一体何だろうと思います。
頭にふと浮かんだことは、「柔軟性」でした。
私たちは、成長と共にいろいろな力を身につけていきますが、この時、同時に見方・考え方も身につけます。
これが、枠を作ることになり、判断の基準が出来上がります。
経験を積めば積むほど、見方・考え方は、強化されていきます。
似た体験になると、この見方・考え方から、判断して行動する事が多くなります。それが自分らしさを磨くことになります。
そして、これが、葛藤を生み、ストレスを作り出すことにもなります。
葛藤やストレスは、感情となって現れ、視野も次第にせまくなります。
その結果、他人との対立が多くなり、互いの理解を深めるために多くの時間をかける事になったのではないかと思いました。
柔軟性に対応できる事が増えれば、対立も少なくなり、トラブルが減るように思います。
考えてみれば、子どもから大人へと成長した私たちには、柔軟性が備わっているはずだと考える事ができます。
頑固な自分と柔軟な自分の両方を持ち合わせているです。
今は、綱引きをして、いつも頑固な自分が勝っていると考える事ができます。
そして、頑固な自分が強ければ強いほど、頑固な自分が勝ち続けます。
頑固さを緩められると、自分の変化につながります。その変化を恐れているのかもしれません。
自分の頑固さが、自分を苦しめていないか探ってみると、かなりありそうです。なかなか進まないのもこの頑固な自分が引き起こしているようです。
そろそろ子どもの頃の柔軟な自分の出番だと思いました。