モヤモヤは、消える?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 先日の話し合いのモヤモヤした気持ちが、なかなか拭えません。
 そこで、昨日とは違う別の角度から、もう一度自分を振り返ってみようと思いました。

 私は、課題解決のために、私案を考え、提案することが時々あります。
 当然不明瞭な部分があると質問されます。わかるように丁寧に説明をしたり、意義を訴えたりします。何度もこの事が続くと、次第に感情的になり、
 「本当に、分かろうと思っているのだろうか。私案を受け入れたくないから、粗探しをして質問するのではないか。」
と、相手を攻めている自分を発見します。
 今回もこのパターンだったように思います。

 もう一方で、理解を得て、一緒に仲良く取り組みたいと思っている自分がいます。

 「この両者が別々の方向を向いているため、モヤモヤが消えないのだろう。同じ方向を向いて補い合う関係を築けば、モヤモヤが消えるだろう。」と思いました。

 そこで、初めに、相手を攻めている自分が、「攻める事で、得ている事は何か」を探求してみました。

 「一途さ」
  ※攻めることで自分を守り、自分の思いを貫き通すこと

 次に仲良くしたがっている自分が、「仲良くする事で、得ている事は何か」を探究してみました。

 「支え合い」
  ※互いを尊重し、よりよいものを生み出すこと

そして次に、願いに向かって、この両者のよさを活かし、補い合う新たな自分を探究してみました。

 願い 
 「みんなでよりよい取り組みを創り上げること」

 新たな自分

  仲良くしたがっている自分の「支え合い」と相手を攻めている自分の「一途さ」を使って、新たな取り組みを生み出す自分
 (これはリーダーシップを発揮している自分・・・・新たな自分)

 最後に、この自分が活躍している話し合いの場面を想像してみました。
 
 すると、先日の話し合いが、私の案に集中しているため、互いに視野が狭くなっている事に気付きました。
 これでは、よりよい取り組みを作り上げることができません。
 私自身も、よりよい取り組みにしようとする思いが薄れ、私案にこだわっていたように感じられました。
 全くリーダーシップを発揮していません。

 この「リーダーシップを発揮している自分」から話し合いに参加していなかったことが、モヤモヤの原因のように思いました。

 そして、私案を白紙にする事は、「一途さ」を生かす事にはならないと思いました。

 持ち寄る一つの案として考えることにすれば、「一途さ」を生かす事になります。
 
 この「リーダーシップを発揮する自分」を常に意識して、話し合いに参加できるようにしたいと思いました。

 ようやく、モヤモヤが、消えました。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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