いい加減がいい
通学路の草刈りをしていると、散歩中の方から、
「先日はご苦労様でした。いろいろな事をやっていただきありがとうございます。しっかりした考えをもってやって頂いているので安心だと、ご近所の方と話しながら帰りました。」
と、おっしゃいました。
一体何の事か分からず、尋ねたところ、先日行った防災訓練に参加された方だということがわかりました。
時々散歩される姿を拝見し、挨拶を交わす程度で、お名前もお住まいも知りません。
感謝の言葉を頂いたことは、ありがたいと思いましたが、それよりも、私の事が話題にされている事に驚きました。
防災意識が高まる事を願っていたので、防災の内容について話しながら帰られるのならばわかりますが、私の事となると話は別です。
「地域の人から見られている自分」がある
という事は、地域の方から評価されているがいるということです。
関わる人が増えるという事は、それだけ評価される人が増えるという事になります。
話しかけられた事で、今までとらえていた地域よりも、範囲が広がった感じがしました。
そして、広がった地域の方々から評価されていると思うと、背筋がピンと伸びる感じがします。
よく知らない人からも評価されていると思うと、今まで以上、一挙手一投足に責任を持たなければならないと思いました。
一瞬、「見られている自分」を意識することは、聖人君子のように生きることと思いましたが、それは違うと思いました。
完璧な人間などいません。至らない事や失敗することもたくさんあります。
そんな不完全な自分が、できる事は、自分を磨き続け、より自分らしく生きる事だと思いました。
・物事に誠実に取り組む事
・人とのつながりを大切にする事
・住みよい地域づくりに貢献する事
今、頭に浮かぶのは、この3つです。
見られている自分を意識しながら、この3つのことに自分らしく取り組みたいと思いました。
「草刈りしている姿も見られている。」・・・自分らしくやっているか?
これから、こんな問いかけをしながら作業をする事になりそうです。