シャッターチャンスは、今?

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 皆既月食を双眼鏡で見た時の月の美しさにはとても感動しました。
赤く、立体的に浮かんだ月に威厳さえ感じました。
 この素晴らしさを記録しようと写真に収めようとした人はかなり多くいたように思います。
 1枚の記録写真を新聞などで見た時、その写真を作り出す裏には、場所を選んだり、シャッターチャンスを待ったりする努力がきっとあっただろうと思いました。

 思いを伝えることは、思いを感じるよりもかなり大変です。

 伝える相手の数が増えれば増えるほど、伝え方が、難しくなります。
 感じ方は、人によって異なるため、より多くの人が感じるための写真を撮ろうと思えば、何枚も取り、最高の1枚を選びます。

 このように、伝えたい思いの強さは、苦労を苦労とも思わない行動となって現れます。

 そんな一面を自分の中に発見した時、自分を誇らしく思います。

 そして、一人でも多くの人に伝える努力ができる自分があるから、伝わらない時、相手を責めず、自分の努力を省みることができると思います。

 多くの人に伝わるだろうと判断するシャッターチャンスは、自分の中にあります。

 「今だ。」

と決めて、シャッターを切ります。
 
 以前、ボランティア構想を提案した事がありましたが、SDGsを提案した今、振り返ってみると、ボランティア構想の提案した時期は、シャッターを切るチャンスではなかったと思う事ができます。

 一番よいシャッターチャンスに出会うために何度もシャッターを切り続ける事も努力も必要ですが、「今だ。」と判断する時期を見計らう広い視野が重要だと気付きました。

 自分では動かせない大きな力が、自然界だけでなく、人の世界にも感じます。

 波のように打ち寄せてくる力を感じた時にシャッターを切る事が、シャッターチャンスのように思います。
 
 今まで、打ち寄せてくる波を感じる事なく、自分の力で何とかしようとシャッターを切り続けていた自分のように思います。

 このコラムは、「一番よいシャッターチャンスだろうか。」と自問自答しながら、書いています。

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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