生き抜く力
人との繋がりが深まっていくと、次第に相手の言動が、気になってしまいます。
親しくなるにつれて、他人事で済ませていた事が、自分事になっていきます。
そして、
相手のためになると思って、「〜した方がいいんじゃない。」とか、「〜と考えた方がいいのでは?」と声をかけたくなります。
でも、相手のためによかれと思って言ったことでも、気まずい関係になってしまっては、元も子もありません。
(結婚して結ばれた夫婦の関係が、一番顕著に現れます。)
先日も親しい方の最近の言動を心配してメールを打ちました。
返答には、どうしてこのような行動になったのかという背景の説明がありました。そして、こちらの心配も考えた上での行動である事の説明もありました。
何となく腑に落ちない感じがありましたが、これ以上深入りすると、関係が崩れていくのではないかと思い、応援のメッセージを返しました。
何気ない日常のメールのやり取りですが、このような日々の取り組みの中に自分を成長させるヒントが隠されています。
それを見つけるのが振り返りの時間になります。
時間の流れと共に私たちの意識も流れていきます。
「振り返りの時間」を設け、立ち止まり、振り返る事で、今の自分を知り、次に向かう方向を見つける事ができます。
このメールのやり取りの中で、次の自分を発見しました。
・腑に落ちない事があっても、受け入れる事ができる自分
(以前ならば、白黒はっきりさせたくなり、曖昧さを許せない自分がいました。)
・今後どのようになるのだろうと見守りたい気持ちでいる自分
(以前ならば、他人事で済ませてしまったはずですが、共に生きる仲間として見守ろうとしている自分になっています。)
変化させた原動力は何だろうと探ってみると、「住みよい地域を一緒に築こう」という私のビジョンにつながっている事に気付きました。
多くの人と繋がりを作り、一緒に手を携えて歩む事ができれば、とても幸せです。
まだまだ、努力しなければならない事が沢山ある事を、発見できた「振り返りの時間」でした。