一周忌に思う

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 早いもので、母の一周忌法要を迎える時が来ました。
 振り返ってみると母の死後、いろいろな変化に気付きます。

・見えない何かに支えられ、守られている感じがします。
・何かに導かれている感じがします。
・自然や時間など自分では変えられない大きな対象に感謝する事が多くなりました。
・力む事が少なくなり、穏やかに過ごせる日が、多くなりました。
・トラブルの解消が早くなりました。
・したいと思った事が、実現しやすくなりました。
・必要な時に必要な物や人が現れているように感じます。

 自分の力で、人生を築いてきたという「おごり」が消えて、自分の存在そのものが、時を刻む時計の小さな1つのネジのように思えています。

ですから、
・目の前に起きる出来事は、自分に必要な出来事で、必ず役に立つ。
・今の自分の力に合った出来事が起き、自分の力で解決できない出来事は起きない。

こんな感じで出来事をとらえる事ができます。

そして、
 気づかない力を発見する機会だと考えると、出来事に立ち向かう勇気が湧いてきます。(潜在していて気づかないだけで、実際には、力をもっている自分だ。・・・根拠のない自信)

 苦しい事や辛い事は、乗り越える力を得る機会になります。
 

 物価高で生活が苦しくなっていくこの時代についても、一つの出来事ととらえ、
・この先どのようになっても、その時々に合わせられる知恵を持っているので、生きていける。
・ウクライナで必死に生活している人もいる。その人たちと比べれば、大した事ではない。戦時中、戦後の貧しい時代を乗り越えた母から生まれた私だ。私にも、貧しさに耐えうる力が備わっている。

と考え、自分の力を信じて乗り切ろうと思います。

 今の生活を維持しようと力むと萎えてしまいます。変化を楽しむ事ができれば、乗り越える力のある自分を賞賛する事ができます。


 母の一周忌は、過去を振り返るだけでなく、未来を生きる自分に気づく大切な機会になりました。
 

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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