辛くなったらいつも逃げる?

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 思い通りにいかない事は、たくさんあります。できない事が多くなると辛く感じることも多くなります。

 こんな時に、「うまくいかない。だめかもしれない。」と諦めたり、自分を卑下したりしたくなる事があります。
 一方、それでも「もう少し我慢しよう。うまくいくはずだ。」と、耐えて挑戦し続ける事もあります。

 前者と後者とでは、何が違うのか考えてみました。

1つは、達成したい願いへの思い入れの強さがあると思います。
 どうしても諦めたくないという思いが強いと、諦める事に時間がかかります。これが耐える力となって挑戦し続けることになります。

もう一つは、自分に対する見方考え方があると思います。
 「粘り強い自分」「少々ではへこたれない自分」「何となく達成できる予感がすると感じる自分」・・・いわゆるポジティブな自分が、挑戦し続ける力を発揮させてくれることになります。

 達成したい思いの強さを持つことやポジティブな自分を選択する事は、選択肢の一つです。

 誰もが両面を持っているにも関わらず、選択しないで「いつもの自分」を選択していれば、それが習慣となってしまいます。
 
 例えば、ネガティブな自分を選択していると、その姿を見る周りの人も、「すぐに諦めてしまう粘り強さのない人」に見え、その姿に合った対応をします。例えば、「忍耐力のいる仕事を任せることに不安を感じる」「忍耐力の必要な役職に就かせないと判断する」などです。
 つまり、ネガティブな自分を強化する方向に環境が動きます。

 逆にポジティブな自分を選択していると、その姿を見る周りの人は、「困難な仕事でもきっとやってくれるだろうと任せたくなる」「重責を任せても大丈夫だろうと期待したくなる」
 こちらもポジティブな自分を強化する方向に環境が動きます。

 このように自分の選択一つで、環境が変わっていきます。

私たちは、
 いつも諦めてばかりいるわけでもありません。
 どんなことにでも粘り強く取り組むわけでもありません。

 時と場合に合わせて、必ず選択しています。
ただ、どちらを選択する事が多いかという違いがあるだけです。

 少しの努力で、今までの選択を変える事ができます。

 願いの重要度を上げ下げするだけです。
 ポジティブな自分とネガティブな自分のどちらかを選ぶだけです。

選択は、自由です。

 ストレスを溜めないように、「どんな願いを持ち、どんな自分で対応するとよいのか」を見つめ、調整する機会を設けてはいかがでしょう?

 

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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