感情をコントロールする
私は、かなりせっかちで、見落としが多い所があります。
この原因を探っていくと、
・負けず嫌いで、人より少しでも早く前に進もうとしている。
→前に進むことを考えていて、足元を見落としてしまう。
・新しいものに直ぐに飛びつくことが多く、じっくりコツコツと取り組むことが苦手
→中途半端になるため、抜けることが多くなる。
・その時の感情に流されることが多く、視野が狭くなって客観的に物事を捉えることが弱い。
→視野が狭くなって、いろいろな事に配慮できずに見落とすことが多くなる。
教師をしていた頃は、発想のよさや情熱で、人を巻き込み、見落としを仲間にカバーしてもらって、過ごしていたように思います。
また、仕事に追われ、必死に今を乗り越えようと多くの仕事を引き込み、それをこなすためには、これも仕方がなかったように思います。
働き方改革が進み、強制的に仕事から離れて、時間を作り出された今だからこそ、すぐに他の事に時間を使うのではなく、仕事に向かう自分のあり方を見つめる時間を作る事が、人生に大きな影響を与えるように思います。
自分のよさを生かしつつ、補う事ができる事が、仕事の質を変えます。
私の場合は、「発想のよさ」「情熱」を生かしつつ、「せっかちな所」「見落としが多い所」を補う事が、仕事の質を変える事になります。
先日、一人で子育てをし、時間的にも経済的にも苦しい保護者から、子ども預かりの相談を受けました。
「何とかしたい」と強い感情が湧き上がりました。
これまでの私であれば、自分を犠牲にしてでも、何とか解決をする方法を生み出し、対応していたように思います。
しかし、今回は、成長した私が顔を出しました。
感情をコントロールし、一旦冷静になり、今までとは異なる、考えや行動をしてみました。
すると、現在の事業の見直しや他の機関や学校との連携の必要性が見え、今できる事を明らかにする事が出来ました。
そして、他機関や学校からの情報を集め、情報を提供することで、今後も保護者の方とつながりを持つことができました。
目の前に現れる出来事に「丁寧に対応すること」とは、今、感じている感情に振り回されないで、一旦、冷静になり、俯瞰し、じっくりと出来事を見つめ直ことだと気づくことができました。