節目を作る

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 母を亡くしてから、仏壇の前で手を合わせる毎日を送っています。

 生前、母との関係もあまり良くなかったので、
「長男だし、仏壇がある以上、仕方がないか。先祖のこともあまり知らないし、それにしても毎日は辛いなあ。」
と、考えていました。

 しかし、母が亡くなり、葬儀の準備をしている中で、母と自分自身がつながる「生き方」に触れてから、感謝の気持ちが湧き上がり、仏壇の前で手を合わせることに抵抗を感じなくなりました。

 私は、仏壇に3組の仏飯とお水を用意します。
 そして、無宗教で、お経を知らない私のためでしょうか、お寺さんからお経の代わりとなる短い文章頂いたので、その文書を毎日読んでいます。
 文章は、自分の生き方を見つめる内容になっています。(違和感をあまり感じなかったので、これを読むことにしました。)

 私なりに朝夕のお参りに意味付けをしました。
 3組の仏飯は「過去」「現在」「未来」を表し、見えない世界とつながる場として仏壇の前に座り、文言を唱え、自分を見つめる時間と考えました。

 そして、今では、仏壇の前で手を合わせ、
朝は「現世に生きる自分」を見つめ、夕方は「来世に向かう自分」を見つめる場と時間を設けていると考えるようになりました。

 私にとって一日の節目を作る大切な時間になりました。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

須田敏男プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼