環境を考える
コロナ禍での生活に慣れてきた今日、人との関わり方が少しずつ変化してきたように思います。
特に地域行事への関わり方からそれが見えます。
自身の興味関心のある行事は参加するが、他人のための行事はできれば避けたいという気持ちが強くなっている感じがします。
例えば、地域行事の「夏祭り」には多くの方が参加されますが、同じ地域行事である「地域清掃」となるとかなり参加人数が少なくなります。
地域のつながりが弱いと、いざという時(災害時)の「共助」が、成り立たなくなります。
地域行事に参加されない方の中には、困った時にすぐに「公助」を求め、不満を募らせる方がいます。
「公助」は、全体を俯瞰しての対応になりますから、すぐに動けないのが当然ですが、困った状態から抜け出すためにすぐ対応して欲しくなり、不満を募らせることになります。
この時に役立つのが、「共助」になります。
「共助」は、助け助けられる関係であり、「お互い様」の思いがある時に成り立ちます。
困っている時に、手を差し伸べてくれる人がいるとホッとします。
困った状態が、少し改善されることで、落ち着きを取り戻す事になります。
お互い様ですから、自分が困った時だけの事ではなく、相手の困り事にも関わることになります。日頃の関係がとても重要になります。
人と関わらなくても、日頃から「自分が困る事は、きっと人も困るだろうな」との思いがあれば、「共助」の芽が育つように思います。
道に多くの雑草が生えているのが気になり、草刈りをしました。きれいになった道を眺めながら、「共助」の役割を考えてみました。