モンスターペアレント対策?

須田敏男

須田敏男

テーマ:子育て

「担任の先生がとても気にかけてくださっていて、ちょくちょく電話がかかってきます。」 ・・この担任の先生の意図は?

 担任の先生への対応について質問が知恵袋(Yahoo)にありました。

 保護者の苦情対策と考える方がいらっしゃいます。
 
 みなさんはどのようにお考えでしょう?


<回答>

 素敵な先生に出会えてよかったですね。

学校現場は、コロナウイルス対応や新しい教育への対応、日々の教育活動への対応等で大変多忙な毎日を送っておられます。その忙しさの中で丁寧に対応されている担任の先生はとても素晴らしい方だと思います。

 「手がかかりすぎている」とおっしゃっていることを先生もあなたと同様に感じて、支援をなさっているのではないでしょうか。

 そして、学校と家庭とお子さんについての情報を共有し、適切な対応をしようとされているように思います。特に被害にあったことについては、慎重な対応になると思います。

 また、お子さんの立場から考えると、家庭でのお子さんへの対応と学校でのお子さんへの対応が異なるとお子さんは、混乱します。
 学校と家庭が同じような対応をすることで安心します。
 (「先生は、おかあさんと一緒のことを言う(する)。」)

※思いが違うと、おかあさんが何かを指示したときに、「だって先生が~と言ったから。」などの言葉が返ってくることがあります。

ですから、先生からの電話を、子育てに役立つ情報と考えてはいかがでしょう。

 これだけ丁寧に連絡をいただける担任の先生ですから、家庭で「手がかかる」と思っておられる事があれば、一度ご相談されてはいかがでしょう。
 
 感謝を伝えるだけでなく、わが子を育てる同士と考えて、「手がかからないようにするために、一緒になって対応しよう(家でもやってみます)。」と対応されるのもよいかと思います。

 また、家でのお子さんへの対応が、今のままでよいのか、もっとよい方法があるのか、お尋ねされれば、子育ての勉強にもなります。
(学校での出来事への先生の対応を家庭の出来事への対応に役立てることができます。)

 参考になる情報を得て、「手がかかる」とおっしゃる娘さんへの対応の幅を広げられる機会と考えると、先生からの電話が楽しみになります。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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