声の大きさは、力?
働き方改革に伴って、自宅で過ごす時間が増えています。
それに伴って子育てを夫婦でする時間が増えたという家庭も多くなっているように思います。
そのため、子育てにかかわるトラブルも多くなっているようです。
ほんの些細なことが、家庭を壊す大きなことにまで発展することがあります。
知恵袋に質問を投稿された方の質問にお答えした回答を紹介します。
(※質問は、yahoo 知恵袋 旦那の子どもへの怒り方についてをご覧ください。)
<回答>
大変ですね。ご主人の対応にびっくりされたのではないでしょうか。
子育ては、夫婦の絆を深める大切な営みです。
お子さんへの対応は、夫婦で異なります。まさに、お子さんを通して、お互いの価値観の違いをぶつけ合っている感じです。
ご主人は、日ごろのあなたの子育てをご覧になって、容認されている部分があれば、黙っておられると思います。逆に認め合えないところがあるとぶつかることになると思います。
ぶつかり合いながら次第に、お互いに自己主張し合うことなく、折り合いをつけたり、新しい営みを始めたりすることで夫婦の絆が深まり、同じ思いで子育てができます。
これまでは、子どもをたたくことについては、夫婦の間では容認されてきたことのように思います。(「お前だって叩いたりしてんの」・・・ご主人)
しかし、今回は、容認できないとあなたがご主人に訴えました。これは、これまでとは異なる対応になります。(「そこまで怒る理由がわからない」・・・あなた)
「理由がなければ、たたいてはいけない」と新たな提案をされたということです。
私たちは、目の前の出来事だけを見ていると次第に視野が狭くなり、周りが見えなくなります。
今回、あなたは、少し視野を広げて出来事を見られたように思います。
ご主人がお子さんを引っ叩かれた時に「そこまで怒る理由がわからない。」とおっしゃっています。
今までお子さんを理由があってたたいていたあなただったけれども、ご主人がお子さんを見て、「たたいてはいけない」ことにあなたは、気づいたのではないでしょうか。
ご主人は、頭ごなしにたたいたわけではなく、片づけをしないお子さんに次第にイラつき始めて、感情的になってたたかれました。
これは、これまでのあなたの投影ではないでしょうか。
あなたは、ご主人と違うと否定されるかもしれませんが、あなたが、お子さんをたたかれるときには、状況は異なると思いますが、きっとご主人と同じような過程を経てたたかれるのではないでしょうか。いきなりお子さんをたたくことはないと思います。次第に感情が高まってたたくという過程です。いかがでしょう。
叩いてでも私の思いを通したいと思い、たたくのではないでしょうか。
今回、ご主人は、「家族一緒に早くご飯を食べたい。」という願いをもち、その思いが通らないためにこのような行為になったと考えれます。
このご主人の思いと「もうお風呂も済ませてご飯を食べたら寝るだけ」と考えているあなたとは異なります。
このずれが、今回の出来事の原因になりました。
お子さんは、ご夫婦の考えの違いの犠牲になったと考えることができます。
「まさか引っ叩くとは」と、あなたはご主人の行為に驚かれたのだろうと思います。
それが「理由がわからない。」という言葉になってご主人に訴えたと推測できます。
もし、あなたが、ご主人の「家族一緒に早くご飯を食べたい。」という願いが強いと思うことができれば、このような事態には至らなかったのではないでしょうか。
「早く一緒に食べたい。」・・・・・・・・・・ご主人
「そんなに急がなくてもいいのに。」・・・・・あなた
今回の場合、譲り合いも支え合いがなかったのではないでしょうか。
お互いが、自己主張した結果が今回の結果になったと思います。
まだ23歳と25歳と若いご夫婦です。
これからこのような出来事を多く経験することになると思います。そして、これは、互いを思いやり、支え合い補い合う絆を深めるための試練だと思います。
相手の思いを察しながら、補い合う・・・阿吽の呼吸で互いに支え合うようになるには、まだまだ時間が必要です。
今回の経験を活かしながら、ご夫婦の絆を深め、子育てを一緒にしていただけるとありがたいと思います。
<提案>
※感情が高ぶり、叩きたくなった時は、逆にグッと強く引き寄せ、抱きしめて、「私の願いをわかって。」と訴えてみてはいかがでしょう。ご夫婦でも試されるとよいと思います。