自分で広げた風呂敷は自分で畳む。
マネーセミナーという名の保険営業が多くなりました。
お金の学びと題して全国各地で開催されていますが、
セミナーの中盤から後半は外貨建ての保険や変額保険に寄った内容だったり。、
ファイナンシャルプランナーという肩書で講師に立つ生命保険募集人が
そのの匂いを隠しながら講演をしているケースが多々あります。
講師の職業がファイナンシャルプランナーというのであれば、
その方の収入はコンサルタントフイーや顧問料であるはず。
でも、そんな方が講師をするケースはマレで実情は生命保険を売る人であることが多い。
セミナーで使用されているコンテンツ(スライド)も、
どの講師も同じようなものを使用しています。
(出所が一緒ですので似ています・・・)
もちろん、お金の学びで参加する分には悪くはありませんが、
セミナー後の個別相談では、講師=生命保険営業マンとの面談となることを含んで参加されたほうが良いです。
生命保険販売のために開催されている可能性が高いマネーセミナーの特徴は下記のとおりです。
・「女性のためのマネーセミナー」というタイトルである
・保険会社が主催なり協力となっている
・講師のプロフィールに保険会社や保険代理店と言わず「金融機関」という表記がしてある
・講師の収入の主体が保険募集手数料である(講師に堂々と質問してみると良いと思います)
・スライドの中に「72の法則」「金利を味方につける」「時間を味方につける」「リスク分散」「ためる・ふやす・まもる」・・・のような話が続く。
・ホテルなどの良い会場で、プレゼントやスイーツが付いたりするのになぜか参加無料
・セミナー中も司会のアナウンスからも個別相談の申し込みをやたらに促される
・講師の所属会社をネットで検索したら保険代理店
何を隠そう、かつて私も15年前ぐらいからマネーセミナーの講師を務めていた時期がありましたが、
その建付けが嫌で、保険会社とのコラボはやめ、やり方を変えました。
たからこそ、最近、感じますが、保険の営業が目的で保険営業マンが先生の立ち位置を演出して
マナーセミナーを開催するぐらいなら、
いっそ、隠さず濁さず、堂々と「保険見直しセミナー」「保険で貯めるマネーセミナー」としてやった方が誠実だなあと。
保険の色を出したら、集客出来ない・・。
そんな理由でやっていては、マネーセミナーのレベルは低下の一途をたどるだけです。