エンディングノートより遺言書!

長谷川健

長谷川健

テーマ:遺言書

私は遅くても60歳以上のすべての人が遺言書を作成する
世の中をつくりたいと思っています。

法定相続というその名の通り、法律で相続人と相続分が定められているわけですが、
あくまでも、遺言書が最優先。
遺言書が無い場合には法定相続というたてつけです。

遺留分という保証された権利への配慮の必要性はあるものの、
遺言書で財産を分けるというのが基本で、法定相続は特例的。

・・・ですが、まだまだ遺言書を作る人が圧倒的に少ないのが現実です。
ともすると、比較的若くして遺言書を作っている人などはまるで変人扱いです(笑)

巷では、エンディングノートに取り組む方もいるようですが、
エンディング業界の集客に使われていることが多く、
今まで完成している人に出会ったことがありませんし、
何を隠そう終活を推進する私でさえ、挫折しました。

エンディングノートが悪いとは言いませんが、
そこに時間をかけるならば、まずはシンプルに遺言書を作って欲しいです。

仮に素晴らしいほどしっかりとエンディングノートをつくって、
財産の分け方が書いてあったとしても、法的な効力は一切ありません。
もちろん、その意向に沿って遺族が話し合って遺産分けをすることもあるでしょうけれど、
その通りになるとは限りません。
結局、遺言書が無いという状況ですので、法定相続となりますので、
各々の権利がベースになる可能性は大いにあります。

もし、孫や嫁や世話になった人など相続権の無い人へ与えたいなどと
考えているとすれば、遺言書でなければ実現しません。

エンディングノートをつくるのであれば、
あくまでも遺言書を補助する形でつくるのがベストです。

私は38歳で遺言書を作りました。
私がコンサルしたお客様で最年少は23歳です。

本質を知り、責任や義務と向き合う方は年齢は関係なくなります。
遺言書という制度は、せっかく与えられた国民の権利です。
どんどん伝えていきたいです。



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長谷川健
専門家

長谷川健(相続コンサルタント)

株式会社ハセプロ

シニアの想談窓口®を運営。遺言と生前契約と生命保険を活用し問題解決を行う。また、親の家の片づけ・空き家問題など、プロ集団を結成し、感動と共感をテーマにコンサルティングを行う。相談実績は6500件超。

長谷川健プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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