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贈与も節税も「木を見て森を見ず」では意味がない。

2023年5月23日

テーマ:遺言書

コラムカテゴリ:お金・保険

相続税対策の一つに生前贈与がありますが、
金融商品を利用した贈与プランはその後のメンテナンスやアドバイスがされていない
売りっぱなしのケースが多いのに驚きます。

さらに、もらう立場(子や孫)の方が、
その有難みをあまり感じていなかったりすると憤りさえ感じる場面があります。

相続対策の全般に言えることですが、合理的なテクニックが先行すると良い対策になりません。

財産がわたる時に一番大切なことをすっ飛ばしてしまうと、
たとえ、節税効果を得られ、法的な手続きが出来てたとしても家族の心がバラバラに・・・。

それでは本末転倒。

コンサルタントは営業マンになってしまってはダメです。
コンサルタントは手続きマンになってしまったらダメです。
コンサルタントは責任を持たなければダメです。



時には、厳しい意見も述べて想いを持って考え方を教える。
そして、その人の人生に本気になる。
だから、クライアントさんにも本気になってもらう。

私はそれが伝わらない方のサポートはしません。

財産にはその人やその親や先祖の人生が詰まっています。
贈与であれ相続であれ、その財産が移るということは尊いこと。

「木を見て森を見ず」

そんな対策にならないように。

想いをつなぐ「想続」であれ。

この記事を書いたプロ

長谷川健

老後と相続の問題解決コンサルティングのプロ

長谷川健(株式会社ハセプロ)

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