掛布さんと一緒に。
「おやかた問題」という言葉を聴いたことがありますか?
おやかた問題 = 親の家の片づけ問題 のことを言います。
10年後の日本は・・・
2166万戸が空き家になると予想されており、
空き家率は30.4%。実に3軒に1軒は空き家という計算になります。
空き家ができてしまう理由は突発性ではなく、
長い時間を経て、親子で向き合ってこなかった結果で生まれています。
代表的な原因は下記の通りです。
①親が施設へ入所の際に家の処分をしていなかった。
②不動産に執着心を持ち、所有し続けてしまう。
③思い出や先祖の重みなどがあって手放せない。
④あとのこと(次世代に残す負担)を考えられない。
⑤ 親が亡くなり相続したが何もせず放置している。
⑥ 「いつか使い道があるだろう」と考えて先送りする。
⑦遺言書が無かったせいで、相続がまとまらず名義がそのまま。
⑧ 相続の時に共有名義にしてしまった。
⑨ そもそも、売りたくても売れない。
⑩家を継ぐ立場の子がマイホームを別に持ってしまう。
将来、このままいけば、空き家になるなあと思っているならば、
親子で反試合を重ねておくべきです。
そもそも、親と子では、家に対する価値観やライフスタイルに世代間のギャップがあります。
互いに責任を押しつけるのではなく、責任と課題を共有しながら、
対策をしてください。
実家という存在は、
長年の家族愛や想いの詰まった「想い出箱」だから。