クレクレ君だった私が回復を10年も棒に振ったお話

高澤信也

高澤信也

テーマ:対人関係セラピー

*この記事は公式ブログからの転記です*

自称、子どもの心の代弁者!
子育て感情トレーナーのしにゃ先生です。
(昔の呼称を使い始めました!)



人はいろんなことに悩むものですが、
そもそも悩みって何でしょう?



それは、、、

悩んでいる人

現状に不満がある人

手に入れたい未来がある人



その未来が得られないから
悩みが続く、というわけです。



手に入れたい未来とは?



うちの会員さんで言えば

☆家族で和気あいあいの食卓
☆家族で話し合って問題解決
☆心穏やかにわが子に接する
☆わが子が自分らしく育つ
☆親の自分がどっしり安定
etc.



こんな未来を
達成した人もいれば
達成に及ばない人もいる。



この両者では
何がどう違うのでしょう?



次の3つはその違いを
大きく分ける要因です。



========
①労力(継続)
========

たとえば悩める人が
現在35歳だとします。



つまり30年以上は
幼少期から培ってきた
自分のライフスタイルで
生きてきたわけです。



「自分はかくかくしかじかな人間である」
とか

「人とはかくかくしかじかな存在である」
とか

「世の中とはかくかくしかじかな場所である」
捉えて、

だから私は・・・

「このように振る舞おう」
「このように人と接しよう」
「このように生きていこう」

と生き方を定め、
それに沿って生きてきたわけです。



意思の力では
変えられない悩みも
そのライフスタイルが
作り出している反応。



何十年もの長い間
それで生きてきたのだから
ちょちょいと何かをやっても
そうそう変わるはずないわけで。



だから何かを
ちょっとやったくらいで

「変わらない」
「役に立たない」

と簡単に匙を投げない。



すぐ変わらないのが
しんどいからといって、
不快だからといって、

「魔法みたいな策がほしい」
「人にどうにかしてもらいたい」

と依存に走らない。



常に目的を見据えて
愚直に『続ける』ことが
何より大切です。



でもこれが何より難しい…
だから他のリソースが必要です。



それが下記の③。
それについては後述します。



========
②投資(助力)
========

人はみな自分独自の
価値観(フレーム)を持っています。



そのフレームにしたがって
物事を自動的に判断します。



そして悩みを維持するのも
また自分のフレームです。



たとえば

「人を傷つけてはいけない」
を固く信じている人が

有効な子どもへの接し方♪
なんてのを学んだとて、

子どもの些細な言動に
「傷ついた!」と反応して
瞬時にぶち切れる。



これでは
うまくいかないわけで。



だからどれだけ
多くの情報を仕入れても、
セミナージプシーやっても、

自分のフレームが変わらないと
解決には近づけません。



必要なものは情報ではなく
フレームの変容なのです。



でもフレーム変容は
自力だけでは到達不可能。



そのために
欠かせないリソースが


☆自分と異なるフレームを持つ他者
☆しかも自分が欲しい未来を達成している他者
☆さらにその道筋を示せる他者
☆さらにさらにそれをガイドできる他者



これをできる人が
支援者ということです。



その人たちの手を借りるには
対価を支払う必要があります。



だからこそ

「お金は出したくない」
「でも現状は変えたい」

と無茶な望みを持たない。



消費と投資を混同して

「いい情報が欲しい」
「それもただでもらいたい」

と損得勘定だけで判断しない。



ですが人は
それが必要な対価でも
お金を支払うことに対して

*心理的な「痛み」

を感じるようにできています。



痛いが故に
避けたくなるんです。



でもその
『痛みを避ける』
傾向がまさかのまさか

*悩みを作り出す
*解決を遠ざける

という不遇を招きます。



反対に痛みを避けずに
活用できたとき、
解決を引き寄せることが
できます。



実は痛みこそ私たちの
大切なリソースなのです。



どういうこと?



それは、
人は痛みが強いほど、、、








本気で動く!


生き物だから。



身体で例えると
わかりやすいですかね。



少々の鈍痛なら
痛み止めの服用で
我慢しながらやり過ごせても、

尋常じゃない激痛に
襲われたときに人は
速攻で救急車を呼んだり
病院に出向いたりするもの。



つまり痛みとは
「忌み嫌うべき厄介者」
ではなく!

「解決に向けて自分を
動かしてくれるお助けマン」
なのです。



痛みがあるから
「絶対解決する!」
に本気になれる。



一方で
痛みを避け続けると
本腰入れて動かない。

鈍痛よろしく
我慢でしのごうとする。

だから解決が遠のく。



両者の違いは
ここにあります。



========
③仲間
========

対価を支払って
他者の手を借りる
 ▼
痛みが味方になる
 ▼
本気になれる
 ▼
解決、あるいは
変化成長に向かう



これは先の②で
述べた通りです。



でも実際に動き出すと、
自分一人で継続するのは
非常に難しい。



たとえば
卒業生のマミさん。



ここに相談に来る前にも
生きづらさ回復を目指して
70万ちょっとの対価を支払って
よその連続講座を受講してたと。



そこの先生は有能且つ聡明!

理論は明確!
すっきりわかりやすい!

やるべきこともシンプル!
難しいものなし!



だからマミさん、
意気揚々と取り組み開始!



が、だんだんと
実行頻度が低下。



教わったことを
日常で「やらなきゃ!」
とは思うけどどうにも
モチベーション上がらず。



あんないい先生なのに…。
お金もいっぱい払ったのに…。



そんな自分に
ひどくがっかりしたと。



結構なあるあるです。



でもこれ、
実はしょうがないんです。



よっぽど
ストイックじゃない限り、

自分一人の胆力だけで
やっていけるほど私たちは
強靭じゃありませんから。



そうなんです!

実は大前提は、、、








そもそも一人では
モチベーションは
続かないものよ!


なのです。



ダイエットとか、
通信教育とか、
その最たる例ですよね。



それが
大前提だからこそ

\★仲間★/

が必要なんです。



「モチベ下がってきたけど
みんな頑張ってるもんな。
私もやらなきゃな」
とか

「これみんなでやろうって
シェアしたからモチベは
上がらないけどやっとこう」
とか

「次回までにこれやるって
みんなに宣言したから
とにかくやるしかないな」
とか



仲間がいるから人は

・やりたくなくても
・モチベが上がらなくても

★必要なこと
に取り組めるんです。



だって私たち、
群れで生き延びてきた
哺乳類ですから。



ーーー


ちなみにかつての私…



労力かけたくないから
ちょっとでも楽なのばかり
探してたし、

お金使いたくないから
無料案件のみリサーチして
使い倒してたし、

人と混ざりたくないから
自分だけでやる!
にこだわってたし。



特にお金なんて
1,000円以上払いたくなくて、

ある先生のセミナーが
無料なのに内容が超良くて
何回も使い倒しましたよ。



でもどうしても
大元のきついとこが改善しない。



なのであるとき
舌を噛みちぎるくらいの
覚悟を決めて
サポート申し込んだんです。



その額なんと98万8千円( ̄▽ ̄)



いざ受け始めると
お金のことなんてすっかり
忘れてましたよ。



それどころか
「もっと早く受けりゃよかった!」
なんて身勝手なことまで
思う始末で( ̄▽ ̄;)



そんな中
何回目かのコンサルの時に
先生から不意に言われたのが・・・

「高澤さんは結構
クレクレ君だったね」

というご指摘( ̄▽ ̄)



「バレてた!」
「やばい!!」
「怒られる!!!」

と構えましたがさにあらず。



そのとき先生は私に
クレクレ君の言葉の意味と、

それそのものが
解決すべき課題であることを
丁寧に教えてくれました。



だから私が色々やっても
回復できなかったことも。



そのときの衝撃たるや
メガトン級でしたわ。



それは、
私が自分と向き合って
先の3条件さえ備えていれば、

10年近く早く回復できてた…
という衝撃の事実_| ̄|○



私がずーっと
躓いてた要因は

「何をやればいい?」
のDoing(方法)ではなく、

「どう生きる?」
のBeing(あり方)でした。



いくら良い方法を
仕入れたところで、

*しんどいのやだ!
*お金払うのやだ!
*人と絡むのめんどい!

と私利私欲(汗)
全開で生きてた私が


人生をより良く!


なんてそもそも
できるはずなかったんです。



足りなかったのは
「良い方法」ではなく、

*人生に向き合う
*痛みに向き合う
*自分と向き合う
*困難と向き合う

姿勢、態度、あり方、
生き方だったわけです 涙



その時に先生がくれた
痛みは結構なもんでしたが、



その痛みが私を
V字回復に向けてくれたんで
結果オーライっす(^^)v



終わってみれば
これも良い経験でした(*≧∀≦*)









こんな回り道を
自分がしてきたからこそ、
人にはそんな思いをしてほしくない!

そう強く願っています。



さてさて今日の記事は
人によってはちょっと
耳が痛かったかもですが、

この痛みが望む未来を
引き寄せる起爆剤になれば
嬉しい限りです。



では最後に
今日のおまとめ。



【重要ポイント】

①生き方を変えるには
それ相応の労力が必要。
そこに魔法はない。

魔法を求めることを
手放せないなら、
それは「依存」の課題。

目的を見失うことなく
愚直に謙虚に取り組むべし。



②未来を良くするために
必要な対価を支払うのは
消費ではなく投資。

それがわが子の幸せのため
ならなおさらのこと。

また、お金を払う痛みを
感じるからこそ人は本気で
取り組める。

痛みは敵ではなく
強力な味方。



③上記の2つを備えても、
それでもどこかで『必ず』
モチベーションは低下する。

その苦境を
乗り越えさせてくれる
リソースが仲間。

人と共に歩むことで
ようやく回復や成長が
現実化していく。

「自力だけ!」への
こだわりを手放せないなら
それ自体が解決すべき課題。


以上、おまとめでした。





子育てに限らず、
悩みを解決しようといろいろ
自分なりにやってきたけど、

その時々で多少は
よくなるんだけど
どうにも根本が改善しない…。



そんなときは
今日お届けした3条件を
自分は備えているかな?
とチェックしてみてください。

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高澤信也(心理カウンセラー)

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高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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