子どもに愚痴を聞かせることが「優しい虐待」と言われる理由
*公式サイトのブログより転記*
自称、子どもの心の代弁者!
子育て感情トレーナーの高澤です。
親子であれ、夫婦であれ、
職場であれ、地域であれ、
コミュニティに絶対不可欠な
○○○がなにかご存じですか?
それは、、、
・
・
・
★ルール
^^^^^^
コミュニティに不可欠なのに、
機能不全家族
と呼ばれる家庭にはないんです。
ないんですが、
機能不全家族で育った人ほど
なぜかルールをひどく嫌いがち
理由はシンプル。
子ども時代のわが家で
それにガチガチに縛られ、
自分らしく生きられず、
我慢我慢でしのいできたから。
言ってみれば、、、
/
もう、うんざり!!!
\
ってことです。
親が怒るから、怒鳴るから、
不当な扱いも我慢してきた。
親が嘆くから、弱るから、
泣くのを我慢してきた。
親が責めるから、バカにするから、
気もちや想いを言うのを我慢してきた。
親が嫌がるから、不機嫌になるから、
したいことを我慢してきた。
そんなのに縛られ、
たくさん我慢して生きてきて、
まだ縛られないといけないの?
まだ自由に生きちゃダメなの?
もういやだ!
うんざりだ!!
断固、拒否する!!!
ってなりがちです。
でもね、
機能不全家族にあったのは
ルールではありません。
それは意見が強い者が、
立場が強い者が、
声が大きい者が、
自分の我(エゴ)で、
その時々の気分で、
負の思い込みや解釈で、
一貫性なく、
共有されることもなく、
暗黙裡に
^^^^^
存在していただけの、、、
*****
『掟』
*****
これはルールとは言わない。
むしろ正反対です。
ルールは本来、
★みんなの幸せ
のために存在するもの。
人を殺してはいけない。
人のものを盗んではいけない。
人に傷を負わせてはいけない。
中には破る人もいるけど、
社会にはそんなルールがあるから
私たちは大手を振って外を歩けます。
職場にも
就業規則や規定があります。
それを取っ払えば
機能不全家族よろしく
好き勝手にやる人が出てくる。
そんなことが容認されれば
組織は簡単に崩壊する。
世にはブラック企業もありますが、
こういったルールがあるから
私たちは安心して働けるのです。
ここで述べた
★ルール
に共通していることは、
先に述べた
\みんなの幸せ!/
が目的になっていること。
だけど掟はそうではない。
誰かだけが得する。
誰かだけが助かる。
誰かだけが楽になる。
でもそれは
ほかの誰かの
我慢や犠牲によって
成り立っているだけ。
それは
「みんなの幸せ」
とは正反対。
誰かだけが幸せ。
それ以外の人は不幸。
ルールと掟は
これほどまでに違うんです。
では質問です。
わが家には
「親の掟」はあっても、
「全員共有のルール」
がないってことはないですか?
たとえば、、、
親は怒りたいときに怒る。
でも子どもが怒ると責める。
親の価値観を子に押し付ける。
だけど子の価値観は受け取らない。
自分が不機嫌になりたいときは仏頂面。
でも子どもの不機嫌は許容しない。
一方的に親の言い分をぶつける。
でも子の言い分は理屈で言いくるめる。
などなど。
数え上げればきりがないですが、
意識してこそいなくても、
こんなのはどれもこれも
親側のエゴによる、、、
*****
掟
*****
なわけです。
一方、機能している家庭にある
ルールとはこんなのです。
・
・
・
★==============★
各自の言い分は家族会議で話し合う
間違った側がごめんと謝る
ケンカしたらなるべく
その日のうちに仲直りする
やりたいことよりすることが先
言いたいことはバトン制で順番に
怒りは態度で示さず言葉で伝える
嫌だった時はジャッジではなく
どうしてほしかったかを伝える
etc.
★==============★
ときには意見を衝突させながら、
こういったルールを決めていく。
目的は一点集中
\みんなの幸せのため!/
そのつもりがなくても
子どもにとって親は
生殺与奪を握る『権力者』。
だからこそ率先して
「みんなの幸せ」
のためのルール作りに取り組む。
これがわが家を
安全基地にする秘策です。
そしてその先でようやく
大切なわが子が
「生まれてきてよかった!」
「この自分でよかった!」
と感じて生きていけますよ。
ぜひとも
掟とは正反対のルールを
わが家にも設けてみてください!