生きづらい状態で子育てしているおかあさん・おとうさんへ
この記事は
カウンセリングオフィストリフォリの
公式サイトブログ記事より引用
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自称、子どもの心の代弁者!
子どもたちの笑顔と幸せを願う
子育て感情セラピストの高澤です。
突然ですが
「マルトリ」という言葉を
ご存じですか?
これは
*マルトリートメント
の略語です。
マルトリートメントとは
日本語で
*不適切な養育
のこと。
典型的なものは
*虐待
です。
虐待には以下の
4つのカテゴリーがあります。
①暴力などの身体的虐待
②存在否定などの心理的虐待
③性的に乱用する性的虐待
④養育を怠るネグレクト
昨今の脳科学の知見により
虐待は子どもの
●脳を萎縮させる
^^^^^^^^^^^
ことがわかりました。
つまり、
子ども時代の虐待の影響は
幼少期に留まらず、
ともすると
人生全般を通じて
負の影響に苛まれ続ける
という可能性があるんです。
だからこそ
・昔のこと
・終わったこと
では済まされないわけです。
とはいえ、
ほとんどのご家庭では
「虐待」
なんてわが家とは縁遠いと
見なしがちではないでしょうか。
ここで話を
マルトリートメントに戻します。
では子どもの脳を
傷つけるのは虐待だけ
かというとそうではない。
このマルトリートメントも
子どもの脳を萎縮させ、
長きに渡り生きづらさを
与える可能性大なのです。
こんなことも
マルトリートメントであることは
ほとんど知られていません。
●子どもの前で頻繁に夫婦ゲンカ
(顕著になれば面前DV=虐待)
●殴る蹴るまではしなくても
お尻や頭などを叩く
●人と比べて「ダメな子」と否定する
●叱るときに大声で怒鳴る
●(赤ちゃんの頃)どうせ話が
理解できないからとあまり声掛けしない
●静かにしてくれるからとスマホ
(ゲーム、動画)をずっと見させる
●共感的に聞いてくれるからと
パートナーの愚痴を垂れ流す
●子どもの失敗やできないことを
バカにして笑いものにする
などなど
一見、どこの家庭でも
ありそうなこんな関わりも
マルトリートメントに当たります。
その場では何の影響も
目に見えることがないため
問題視されないだけなんです。
マルトリートメントにより
脳が委縮した子どもたちは
『時を経て』
いろんな症状を呈し始めます。
●コミュニケーションがうまくはかれない
●人の気持ちがよくわからない
●自分を肯定できない
●人間関係をうまく築けない
●自分で感情をうまくなだめられない
●欲求や衝動の制御が困難
etc.
あくまでも個人的見解ですが、、、
●いじめの件数増加と事態の悪化
●不登校が増加の一途
↓
文科省データ
●諸外国に比べて日本の若者は
極端に自己肯定感が低いこと
↓
文科省データ
このあたりの現状と
マルトリートメントが
無関係とはどうしても思えません。
これまで実際に
不登校やひきこもりの親御さんの
話を聴いてきた身からすると、
虐待が大勢ではないものの、
ほとんどのご家庭で
過去にマルトリートメントが
あったことを否定できません。
私は常々
「本気で子育てをより良く!」
とお伝えしているのですが、
その本気の意味とは、、、
★自分の子育ての中に
マルトリートメントが
含まれていることを直視する
★それを土台に
徹底して関わりをよりよくしていく
ことを指しています。
こんな話をお伝えすると、
耳は痛いけれども
「自分の課題」と受け入れて
本気になる親御さんもいれば、
残念ながら
「わが家とは無関係」と
否認する親御さんも存在します。
気持ちはわかります。
わが家にもマルトリートメントが
あることを受け容れてしまうと、
まるで自分がこれまで頑張ってきた
努力が全否定されたように感じますから。
ですが、
多くの家庭でなされている
子どもへのかかわりの中に
マルトリートメントというものが
含まれていること
そしてその関わりが
子どもの脳を萎縮させる
危険性が高いこと
こういったことが判明したのは
近年の話です。
それ以前には
今ではマルトリートメントと
言われるものであっても
「ふつうのこと」
「問題ないこと」
と見なされていたものも
含まれています。
だけどそうではないことが
脳科学によって証明された。
だから
*どんな関わりが大事で
*どんな関わりは控えるべきか
もわかった。
だから
これからはそっちに
変えていけばいい。
そのためには
マルトリートメントのことを
知る必要がある。
そしてそれは
これまでの子育てを否定する
意味合いはまったくない。
それだけなんです。
大事なことは
「親が望ましくない
かかわりをしたか否か?」
ではなく、
「結果として子どもが
傷ついているか否か?」
なのですから。
あるかかわりが
正しいとか正しくないとか
そういった次元の話ではなく、
子どもの脳に
ダメージが加わるなら
そんなことはやめよう!
反対に脳が育っていくことを
これからはやっていこう!
ということなんです。
知らないことは
罪ではありません。
ただ、知って、
変えていけばよいだけです。
自分の子育てが
愛するわが子の脳を
萎縮させる可能性がある。
これは私たち親にとって
恐ろしい言葉である一方、
子どもの今とこれからの
幸せを育んでいくための
大切な羅針盤にもなります。
だからもう一回
声を上げて言います。
/
マルトリ
減らそう!
やめよう!
変えていこう!
\
この志に共感し、
子育て本気で変えていく!
そんなあなたと
つながれることを
心から望んでいます!
大切なわが子の
今と未来の幸せのために。
・・・・・・・
追伸、
マルトリートメントを
やめたくてもやめられないなら、
もしかするとあなた自身も
マルトリートメントある環境で
育ってきたのかもしれません。
だったらまずは
ご自分の回復を優先しませんか?
それがご自身の
脳と心の修復につながります。
そして、それがなにより
大切な子どもたちへのかかわりを
よりよくしていく秘訣になると
思いますよ。
マルトリートメントの連鎖は
私たちの代で共に断ち切っていきましょう。