子どもの心はどんなふうに育つ?
こんにちは!
子どもたちの笑顔と幸せを願って
”子育て”と”親育ち”をサポートする
子育て感情セラピストの高澤です。
私はこのメルマガでも
日常のセッションでも
度々わが子への怒りに
触れております。
徐々にではあっても
着実に怒りが和らぐ人もいれば、
ずっと強いまま…な人もいます。
怒りに囚われ、
弱まっていかない人には
特徴があります。
それは非常にシンプルな仕組み。
わが子に限らず
他者への怒りが湧くのは
・
・
・
/
自分の価値観(正しさ)を
相手に押し付けているから!
\
人は自分が正しいと
思うことを自分に課します。
それだけなら
別に問題ないんですが、
それを“強く“求めると
つらくなっちゃいます。
それでも自分だけなら
まだいいんですが、
他者にまで要求し出すと
大変に厄介なんです。
たとえば、
自分は約束を守ることが大切で、
だからいつも守っていると。
これは誰も困らない。
だからOKですね。
だけど自分に求めすぎて
やむなく約束を破った時に
自分を過度に批判する。
これは自分で
自尊感情をえぐってるので
結構まずい。
さらにまずいのは、
人が約束を破った時に
「良くない!」
「間違ってる!」
「正しくない!」
だから!!!
「2度とすべきではない!」
「ちゃんと反省すべき!」
さもなくば!!!
「あなたはダメな人間!」
「価値がない!」
などと心の中で断罪する。
(中には直で言う人も)
困ったことに
これが音速レベルの
反応で起こっている。
だから気づいた時には
怒り心頭に発す!
状態で行動化してしまって
あとの祭り。。。
これが大人の他者でなく
わが子に向けば
その怒りの表現方法も
過剰になりがち。
だって職場の上司に
腹を立てても
わが子みたいには
怒りをぶつけませんもの。
ということで、
わが子(他者)への怒り
に困り果てていて、
そしてそれを
\本気で!/(←ここ重要)
改善したいなら
これがオススメです!
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①怒りの日記をつける
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【出来事】
(例)
・いつ:昨日の夕方
・どこ:リビングで
・誰:宿題せずにゲームしている娘に
・何:「宿題しなさい!」と言ったら
チラッと見たけど返事しなかった
【怒りの強度】
例)7/10(10点満点の7点の意味)
【怒りに駆られた行動】
例)「さっさとしなさい!」と怒鳴った
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②べき思考の探索
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怒りの日記を振り返って
自分の中にある
*「べき」思考
を探索する
例)度々「返事がない」に
怒りを覚えていたら
そこから「べき」を探る
↓
・ちゃんと返事すべき?
・親は敬うべき?
・人には配慮すべき?
・人を雑に扱ってはいけない?
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③「べき」を再検討
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自分の「べき」は、、、
1)論理的?
2)現実に即してる?
3)それ信じて役に立つ?
の観点から見直してみる。
例)「人には配慮すべき」
●配慮したほうがいいけど
「しなければならない」理由は何?
●じゃあ自分も100%
他人に配慮できてる?
●これまで人から「こうすべき」と
求められたら100%従ってきた?
●人はみないつでもどこでも
誰にでも配慮できてる?
●その「べき」をわが子にも
要求して親子関係良くなった?
子どもは健やかになってる?
こんな自問自答を使って
「べき」という独善的な正義を
改めて検討していくわけです。
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④「べき」の修正
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自問自答によって
「ちょっと過剰だな」
「見直したほうがいいな」
と思ったら修正にチャレンジ!
【ヒント①】
要求は願望へ
例)
before )
人には配慮すべき
↓
after)
配慮してもらえると嬉しいけど
いつでもどこでも誰でもが
そうできるわけじゃない
【ヒント②】
行動の良し悪しと
人の価値を切り分ける
例)
before)
人に配慮できない人間に価値はない
↓
after)
配慮が足りない行動は嫌いだけど、
それはその人が「ダメ」ってことを
意味する訳ではない。
・
そもそも人は誰だって
過ちを犯す生き物だから。
(ましてや子どもは発達途中だから)
【ヒント③】
要求をリクエストに
例)
before)
「ちゃんと返事しなさい!」
と子どもにも配慮を要求
↓
after)
「私は人への配慮を大事にしている。
返事もその一つ。
だからあなたにもそうしてほしい」
【ヒント④】
できることはリクエストまで
例)
before)
言われなくても返事するまで
その都度要求し続ける(責める)
↓
after)
定期的に、(極力)穏やかに
「私は◯◯してほしい」
を伝え続ける
こんな感じのトレーニングは
いかがでしょうか?
結局のところ、
わが子に限らず他者への怒りは
「べき」という、、、
*独善的な正義
に過ぎません。
それで支障なければ
別に構わないのですが、
それによって子どもたちの
・自己肯定感
・他者信頼感
・世界への安全感
が損なわれてしまえば
本末転倒です。
大切なことは
/
わが子を意に沿わせる!
\
ではありませんよね。
わが子が
*健やかに
*元気に
*周りとつながって
*自分らしく自然体で
生きていけること!
ではありませんか?
それを今も、
5年後も、
10年後も、
20年後も望むのなら、
わが子への怒りは
「自分の独善を見直すチャンス」
と捉えてぜひ修正に
トライしてみてください。
逆説的ですが、
「べき」を見直して
怒りが和らぐほどに、
わが子の素敵な部分が
ぐんぐん育つものですよ♪
子どもを変えるのではなく、
まず自分から。
よかったら今日の内容で
自分の「べき」と向き合い、
勇気を出して立ち向かって
ください!
その
「今ここ」
での頑張りが
幸せ親子を育みますから。