感情を仲間にする秘訣

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て


こんにちは。
子育て感情トレーナーの高澤信也です。



子育てにまつわる相談のひとつに

「子どもとどうかかわればいいですか?」
「どう接したらいいですか?」
「それがわからない…」

というものがあります。



この質問からは

*良い方法さえあればうまくいく

という前提の存在がうかがえます。



マニュアル的な良い方法があって、
それをやればうまくいく・・・
といった捉え方です。



この訴えは
親御さんが20代から70代までと
幅ひろい世代から聞いてきたものですので、

*方法さえあればなんとかなる!

という前提がいかに広く
浸透しているかが垣間見えます。




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■方法を活かす必要条件
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ですが、
方法だけでは
なかなかうまくいきません。



なぜなら
私たち人間は

感情
^^^^
というものを持っているから。



たとえば

「子どもを頭ごなしに怒る代わりに、
まず言い分を聴いてあげるといいですよ」
と言われたところで、

●怒り

を感じている真っ最中に
そんなことができるはずがありません。



ほかにも

「子どもの力を信じて
そっと見守ってあげるといいですよ」
なんて助言をもらっても、

●不安

でいっぱいの人にとっては
そんなもの「不可能」な代物です。



子どもにより良くかかわる方法。

「良い」と言われる子育ての具体策。

健全な親子間コミュニケーションの技術。



確かにあると役に立ちますが、
いずれも「感情」とうまく
付き合えることができて初めて
実践できる内容です。



だからこそ当所では
子育ての目的やノウハウを
お伝えするその前の段階で、

★感情を調えることのできる自分

になっていくサポートを行っています。



それを通じて





★その自分でわが子によりよく
かかわることができる親になろう!


を目指していきます。



それもあってサポートの名称を
「子育て感情トレーニング」
にしています。




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■感情は敵ではない
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感情は本来
・自然に扱えるもの
・自分を助けてくれるもの



だから
とっても大切なんです。



しかし現代人は
[感情 < 思考]
で生きるようになっています。



ほとんどの人が
「思考中毒」
と言われるくらいに
思考に偏りがちです。



その結果
何が起こっているか。



私たち人間の羅針盤である
感情をうまく扱えなくなっているんです。



それは例えれば

●信号が青のタイミングで信号機は赤を表示
●信号が赤のタイミングで信号機は青を表示

といったあべこべな状態。



これが車なら事故だらけですね。



だから多くの人は
人間関係での悩みが
尽きないのでしょう。



その感情の扱い方。
実は段階があります。



自分の感情とのお付き合いは
どの段階ですか?



よかったら
参考にしてみてください。



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◆ステップ1 抵抗
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「この感情嫌い!」
「あっち行け!」
になっている状態。



味方であるはずの感情を
嫌えば嫌うほど悪循環に
陥りがちです。



さらにそれをどうにかしたいからと
思考を使えば使うほど
さらに悪循環にハマっていきます。



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◆ステップ2 探索
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身体で感じているネガティブ感情
(いやな感じ)を拒絶せずに
好奇心をもって探索する状態。



「自分はいま何を感じている?」
「それを身体のどこでどんなふうに感じている?」



この段階が感情を味方にできる
最初の一歩です。



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◆ステップ3 忍耐
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その感情は不快だから好きではない。
だけど抱えることはできている状態。



たとえば不安は不快だから
無いに越したことはないけど、
でも今ここでどうにもできない。



そんなときに
「大丈夫。抱えることはできる」



これができたら
感情との仲間度はグンとアップします。



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◆ステップ4 受容
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様々なネガティブ感情を感じても、
それをそのまま受け入れている状態。



「いま、自分のなかに不安がいるんだなぁ」
「胸のあたりに怒りが出てきたんだなぁ」

とジャッジせずに
そのままにしておくことができたら、
感情はあなたを苦しめる敵では
なくなっています。



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◆ステップ5 親愛
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さまざまな感情に気づき、
それを慈しめる状態。



たとえば
自分の怒りに気づいたとき。

「この怒りは
私に何を教えてくれているんだろう?」

「何を心配してくれてるんだろう?」



感情は私たちを苦しめるものではなく、
助けてくれる仲間である!
という大前提に変わっている段階です。



ここまでくれば
どんな感情が湧いても
それと手をつなぐことが可能です。




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■感情を味方につける最初の一歩
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では先の段階を進めていくために
何をやっていけばいいでしょうか?



その最初の一歩は







★感情に名前を付ける



名前も知らない人と
仲良しにはなれません。



まずは名前を呼んで、
相手を知ることから始めましょう。



・喜び
・悲しみ
・怒り
・怖れ
・嫌悪



この5つは私たちを突き動かす
基本のきの感情です。



ほかにも

・不安
・恥
・寂しさ
・悔しさ
・抑うつ(落ち込み感情)

なども感情です。



突然ですが
あなたには嫌いな人がいますか?



いても全然問題ないですが、
嫌いな人でも名前はご存じですよね?
(知りたくなかったかもですが 汗)



名前を知ることが
「Who are you?」
を知る第一歩です。



自分の不快な感じに気づいたら、
その感情に名前を付けてあげてください。



たったそれだけでも立派な
*子育て感情トレーニング
になりますよ。



まずはそこからいかがでしょうか。

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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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