子どもの心の傷とその影響②
こんにちは。
子育て感情トレーナーの高澤信也です。
今日は息子の中学入学式。
天気にも恵まれ
お陰さまで佳き日となりました。
最近はすっかり思春期の息子、
親のかかわりを大きく変えていく
タイミングです。
ここは結構大きな
ターニングポイントと言われています。
親の権威という武器を手放し、
対等な関係に変えていく上での
ベストタイミングが思春期。
(実は権威はもともとから
いらないんですが…)
ティーンエイジャー以前と
以後では異なる視点が必要です。
ターニングポイントでの選択
年配になっても親子関係に悩む
親御さんの相談を受けていると、
多くの方がそのタイミングで
関わりを変えていなかったりします。
最も多いパターンが
「言うことを聞かせる」 という同じパターンを繰り返す
これが後々の親子関係の
こじれにつながっていることは
少なくないようです。
そこにはこんな悪循環が
見え隠れしています。
●子どもが言うことを聞かない
↓
●親は言って聞かせようとする
↓
●小さい頃はうまくいく
↓
●子どもがティーンエイジャー
もしくはそれ以降になる
↓
●親は以前と同じように
言って聞かせようとする
↓
●思い通りにいかない
↓
●ますます言って聞かせようとする
↓
↓
↓
●親子関係のこじれへ
これは予期していなかった結末。
まさに悪循環です。
やり方「だけ」変えてもうまくいかない
こじれと言っても
あからさまな反抗ばかり
ってわけではありません。
・返事は「イエス」だけど
行動が変わらない
・親と顔すら合わそうとしない
・親が嫌がることを敢えてやる
・部屋にこもる
・何を言っても自分の無力さを
訴えるばかり
(「自分はダメ」「どうせ自分なんて」…)
こうなると親側はお手上げの
白旗状態になります。
でもだからと言って、
ここからどう変えていけば
よいのかもわかりません。
なぜなら
「言って聞かせる」
以外の選択肢しかないからです。
そこで慌てて
違うやり方にシフトチェンジ。
たとえば、、、
・ご機嫌をうかがう
・腫物扱いする
・無理して褒めようとする
・コミュニケーションをやめる
などなど
ではこれがうまくいくかと言うと
やっぱりうまくいきません。
なぜ?
だって、
どれだけ手段を変えたところで
目的は相変わらず
・
・
・
*コントロール
のままだから。
手段はどうあれ
「思い通りに動かそうとする」
という目的でこじれたのに、
その目的を変えないままに
同じ手段を使ってもうまくは
いかないのは自然な結末です。
ではどうすればいいのでしょうか?
問題は「無くすもの」ではなく「解決するもの」
そこで必要な視点は、
変えるのは手段(方法)ではなく、、、
/
★目的を見直す!
\
ことが必要です。
●ビフォー
子どもを思い通りに動かすこと
↓
↓
↓
●アフター
子どもと対等な関係を築くこと
この目的にかなった
手段を実践していくことが
有効になっていきます。
そこに正解はありませんので、
自問自答で自由に考えてみると
よいのではないかと思います。
わが子と対等な関係を築くために
・
・
・
☆「自分にできることは何だろう?」
☆「自分がやるべきことは何だろう?」
しかしそこで浮かんだ案自体も
実践が難しいなんてことが
よく起こりがちです。
たとえば
「指示命令をやめて、提案に変えていく」
という案が浮かんだ
↓
↓
だけど子どもが提案を
受け入れてくれないから、
どうしても腹を立ててしまい
指示命令に戻ってしまう…。
そんなときはさらに
こう自問自答してみましょう。
「提案を受け容れてくれないと
腹を立てて指示命令する」という
“障害要因”を解決するために
・
・
・
☆「自分にできることは何だろう?」
☆「自分がすべきことは何だろう?」
こういった考え方を
「問題解決技法」と呼び、
それに沿って実践を重ねることを
「問題解決」と呼びます。
問題は放っておいても、
目を逸らしても、
「相手が悪い」と見なしても、
どこにもいきません。
無くなりもしません。
もちろんそれは
子育ての悩みに限りません。
問題はずっとそこに居座ったまま。
いや、下手すると悪化の一途です。
それを望まないからこそ
「自分にできること」
を徹底して考えて実践する。
これが肝になります。
子育ては親育ちの好機
子育てなんてずっと
問題解決の連続ですよね。
大変ではありますが、
それをひとつひとつ
解決していくことによって
★親の成長
↓
↓
★子どもの成長
↓
↓
★幸せ親子
が実現しますよ♪
その道半ばのプロセスでは
苦しいことも多いですが、
だからこそそこをクリアしたあとの
変化成長や喜びはひとしおです。
とはいえ一人では難しい。
だから仲間が欠かせません。
よかったらここもその場として
使ってもらえたら嬉しい限りです^^