悩み「実の親だけど頼れない」
こんばんは。
子育て感情トレーナーの高澤です。
今日は出張で東京です。
雨&寒の戻りで寒うございます。
ところで、昨日の息子の卒業式で
担任の先生の教えを聞くことが
できまして、それがまさに
*変化する人・停滞する人
の違いとバッチリ一致してて
驚きました。
子どもであっても
大人であっても
成長する要因は一緒なんでしょうね。
教えはこんなものでした。
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■素直さ
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自分の意見や考えが
「正しい!」
と思うと、私たちは他者の
意見を取り入れることができません。
人が悩んで困っているとき
||
*自分の価値観で行き詰まっている時
です。
つまり、そこから脱却して
問題解決を図るには
★他者の意見
は実は必須です。
自分の価値観(考え)で
行き詰まってしまった…。
では何を選択する?
ここが
ターニングポイントです。
<選択肢A>
自分とは異なる価値観により
問題を解決できている人がいる。
↓
その人の助言を受け、
素直に愚直に実践する。
<選択肢B>
「でも自分はこう思うから」
と自説に囚われる。
↓
同じことを続ける。
Aを選べば
よりよい結果に変えていける。
Bを選べば
異なる結果は見込めない。
問題は維持される。
あなたはふだん
どちらを選んでいますか?
ちなみに息子はまだまだ
選択肢B。
親の仕事は
これからも続きます。。。
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■くじけない
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人は失敗を恐れがちですが、
失敗と成功の境目はたった一つです。
それは
↓
↓
*それを続けるのか?
それとも途中でやめてしまうのか?
途中で諦めてやめてしまえば
何をやっても失敗確定です。
だけど、
早々に結果が出なくても
くじけずに続けて行けば、
それなりの結果を出るものです。
成功と失敗の境目は
「能力」の有無ではなく、
*諦めてやめるのか?
*くじけずに続けるのか?
そこにかかっています。
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■勇気
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勇気とは
強い人だから出せる!
ってものではありません。
実は真逆です。
ジェットコースター好きの人が
それに嬉々として乗るときに、
「あなた、勇気の人ね!」
とは誰も言わないですよね。
だけど、ジェットコースターが
めちゃくちゃ怖い子どもが
半泣きになりながら乗ったら、
*「めっちゃ勇気出したね!」
って思わないですか?
そうなんです。
「勇気」という言葉は
「怖い」が強い人のために
ある言葉なんです。
「怖いから勇気が出ない」
ではなくって、
「怖いからこそ勇気を使う!」
が正解ってことです。
怖い
↓
そのままにしておけない
↓
勇気を使う
↓
現状を変えることができる
↓
安心感が増える
↓
「怖い」が和らいでいく
「怖い」と「勇気」
はいつだってセットなのです。
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■他の大切なこと
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記憶が曖昧ですが、
*素直さ
*くじけない
*勇気
の他にも
*人の気持ちを理解する
*笑顔
などがあったと思います。
どれも大切ですね。
これは学校の先生が
卒要する生徒たちに向けて
贈ったはなむけの言葉です。
この教えは
カウンセリングやセラピーを
利用するクライエントの
*回復
*変化
*成長
をもたらす要因とも一致します。
特に
自説に囚われた方ほど
変化が見込めません。
実際、昔の私がそうでした。
行き詰まって苦しいくせに、
一歩先ゆく仲間や支援者の方が
せっかく助言をくれても、、、
「なんかパッとしない」
「それが役立つとは思えない」
「やってもどうせ変われない」
などと言い訳しては取り組みを避け、
「魔法のように効く解決策」
をずっと探し回っていました。
その結果は・・・
↓
↓
苦しみは増し、
自己肯定感は下がりまくり、
周りからは疎ましがられ、
人生を恨む気持ちが爆増し、
人はみな信頼できない敵と見做し。。。
二進も三進もいかない
どん詰まり状態でしたよ。
これは多くの
クライエントさんにも
共通するものです。
では彼/彼女たちは
どうやってそこから抜け出したか?
それこそが
先の先生の教えそのものです。
仮にそのプロセスを辿った
ある方をハルさんとします。
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■ハルさん(仮名)の事例
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散々自説に囚われ、
完璧なほど行き詰まったハルさん。
彼女のV字回復は
ここから始まりました。
まずはカウンセリングで
お伝えした策は一も二もなく
とりあえずやってみる!
それもちょろっとやって
「役に立たない!」
なんて逃げ口上を使わず、
ある程度の変化が感じられる
ところまで続ける!
するとですね、
それなりの結果を
毎度持参されるわけですよ。
もちろん
目的から外れないように
サポートはしていました。
続きまして
「お金がかかる」
「時間がかかる」
「手間がかかる」
だから
「やらないほうが正解」
という言い訳も撤回なさいました。
自分と向き合った結果、
これってただ、、、
「自分にはできない」
「失敗して恥をかきたくない」
「できない自分を見たくない」
を誤魔化すために
言い訳をしていただけ、、、
って気づいたから、だそうです。
この向き合うプロセスもまた
ハルさんの勇気ですね。
あの時のハルさんは
「怖い。だから、しない」を
↓
「怖い。だから“こそ“、する」へ
「だから」を「だからこそ」
に変えただけ。
そして勇気を出してチャレンジ!
とはいえ、ここは二人三脚で
話し合ったり案を出し合ったりして
乗り越えた部分でもあります。
何よりハルさんは
いつも私にこう聞いてきました。
「○○を変えたいんです!
何をしたらいいですか?」
これは
「助けてください!」
という訴えではありません。
「自分でやるから、
助け方を教えてください!」
という訴えだったんです。
それに応えて案を出すと、、、
●速攻で実践に移す
↓
●わからないことは
遠慮なく質問してくる
↓
●結果が出るまで続ける
↓
●結果を出す
↓
★元気になる
これをいつも
持って来てくれました。
こう書くとまるで
このハルさんは、、、
特別能力が秀でていたとか、
勇気が備わっていたとか、
そもそもそんなに困ってなかったとか、
そう思われるかもしれません。
でも全然そうじゃなかったんですよ。
本当に大変ななかを
サバイバルして一杯一杯
だったんです。
そんな中で彼女がやったことは、
おそらくこのたった二つです。
・
・
・
1)自力だけでは無理と悟ったこと
2)人からもらった教えを愚直に実践継続したこと
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■無力さの受容
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自己否定が強いときの私たちは
「自分はダメ」と否定する一方で
「ダメな自分を受け入れたくない」
と二律背反のメッセージを持っています。
その結果
「自力ではどうにもならなくなった」
という現実を受け入れることが
とても難しくなっています。
しかしこの生き方が
人をずっと生きづらさに
縛り付けます。
逆説的ですが、
★自分の無力さの受容
を通って初めて人は回復へ向かい、
不完全な自分を受け入れ、
人の手を借りることができます。
先のハルさんが
回復を果たせたのは
「すごい力を身につけたから」
ではなくむしろ正反対で
「自分の力ではどうにもならない」
と白旗を揚げた結果です。
自分の無力さを否定するのではなく、
ただ「自力だけでは無理だった」と
受け入れるだけ。
それが
★無力さの受容
です。
自分の無力さ(不完全さ)を
嫌うのではなく事実として受容する。
逆説的ですがそれができると
*生きやすさも
*よりよい子育ても
一気に加速します。
私たちは無力であっていい。
まさかそんなところに
生きやすさの起点があるなんて
驚きですよね。
どうかあなたも
自分の無力さを受容できますように。
その自分を大切にできますように。
それをここから祈っています。