子どもを勇気づける魔法の言葉

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て


子育て感情トレーナーの高澤です。

子育て相談を受けていると
ほぼ全員に共通する特徴があります。


それは








とにかく不安が強い!



もしうちの子が・・・

「クラスで仲間はずれにあったら」
「周りから嫌われていたら」
「いじめに遭ったら」
「勉強についていけなかったら」
「不登校になったら」
「ゲーム依存症になったら」

どうしよう。。。


あなたにもこんな不安がありますか?



なぜ不安が消えない?


不安は非常に不快な感情。
そのままにしておくのが難しいです。

不安が強い親御さんほどわが子に・・・

●事あるごとに「大丈夫?」と確認

●「心配だから」と何度も言う

●何でも周りに合わせようとする
(例えば「みんなスマホ」なら「じゃあうちも」)

●しょっちゅう不安な顔をしている

●自分が不安になることを
子どもにさせないようコントロール

などといった方法で解決に努めます。


それなのに・・・

「なんでがんばっているのに、
不安が消えないの?」


それは







 この解決努力こそが
 ─────────
 不安を維持・強化している要因だから
 ──────────────



解決努力の副作用


ここでちょっと子どもの立場に
立ってみませんか?


自分のおかあさんが・・・

・いつも心配そうな顔をしている

・しょっちゅう「心配」と言ってる

・何も起こってないのに「大丈夫?」と
 繰り返し聞いてくる

・「大丈夫」と言っても「ほんとに?」と
 何度も聞いてくる

・心配ばっかりしてるから元気がない

・世の中が安全ではないと何度も言う


これで子どもは元気になりそうですか?
残念ですが難しそうですよね。

元気になる代わりに











*子どももひどく心配性になる
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

おかあさんが言うように・・・

「みんなに嫌われたらどうしよう」
「仲間はずれにあったらどうしよう」
「自分だけ失敗したらどうしよう」
「外で怖い目に遭ったらどうしよう」
etc.


本来心配する必要のなかったことなのに、
心配せずにはいられなくなるんです。


なぜこんなことが起こる?
それはこんな仕組みです。



不安の悪循環


●親が未来を否定的に予測する

●不安感情がわいてくる

●不安感を取り除きたくなる

●親の自分が安心を得たくて
・子どもに執拗に確認
・先回りや肩代わり
・「みんなと同じ」に囚われる
・世の中の危険性を訴えてそれに備えさせる

●その結果子どもは
「世界は安全じゃない」
「人ってこわい」
「自分じゃ対処できない」
と思い込む

●子どももまた強い不安傾向を持つ

●子どももまた「今ここ」を楽しめなくなる


つまり不安に囚われ
元気がなくなっていく。


これもまた親子を介した連鎖。

この子が親になったとき、
もしかしたら同じことをわが子に
するのかもしれません。



子どもを勇気づける魔法の言葉


親が「心配」と

・口に出すほど
・表情に出すほど
・態度に出すほど

子どもも不安で苦しくなります。


不安な親御さんが欲しい未来はきっと
わが子の

★元気
★笑顔
★幸せ

であるはず。

でもそのための手段が
「不幸を事前に排除」になっていることで
悪循環を引き起こしているだけ。


だったら、


★愛するわが子の元気!笑顔!幸せ!


を達成できる手段に変えていきましょう!


そこでちょっとご提案。
こんな順番での取り組みが役立ちますよ。


【1】まずは土台づくりから!

1)親御さんが自分で自分の不安を
 消化できるスキルを身に着ける

2)自分がまず笑顔で元気に過ごす

     ↓
     ↓

【2】それを土台に魔法の言葉!

子どもが不安で何か言ってきたときは、
まずは立ち止まって深呼吸!

そしてここで魔法の言葉を!


☆「だね~」



「あなたはそう思うんだね~」
「あなたはそう感じるんだね~」

     ↓
     ↓

【3】そしてここでとどめ!

自分や他者の身体や生命に
危険が及ぶ場合を除いて、、、

「それでいいよね~」
「大丈夫!信じてるよ~」

と『信頼』を伝える。


ここでやったことはたった二つ。


ひとつ目は
*子どもの思いや気持ちの受容


ふたつ目は
*子どもに信頼を伝える


「なぜこれが役にたつ?」


それは、
人はみな「受容される」と

「この自分でいいんだ!」と思える。


つまり
*自己肯定感が育つから


そして
愛する人から「信頼」してもらえると

「自分はきっとやれる!」と勇気が出る。


つまり
*自己効力感が育つから
(↑「自分にも力がある!」という感覚のこと)


子どもの元気、勇気は
親の
★受容

★信頼
が育てます。


受容や信頼の対極にあるものが
「不信」



つまりそれこそが
「不安」
^^^^^^^^
なのです。



まとめ


では最後にまとめを。


子どもの
元気、勇気、笑顔、幸せ
を“本気で”願うなら、、、

1)親がまず自分の不安を
  自力で消化できる術を身に着ける

2)それを土台に
  子どもに「受容」「信頼」を与えてあげる


この2ステップで十分です。


但し自力での不安消化が困難な方は
他力を借りてくださいね。


不安の連鎖を切ることができるのは
親の私たちだけです。


不安とは反対にある

*安心
*安全
*信頼
*つながり


をわが子(さらにその子孫)に
プレゼントしてあげてくださいね。

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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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