子どもの心はどんなふうに育つ?
こんにちは。
高澤です。
連日ニュースで
大阪の3歳児の虐待死が
報道されています。
愛されてしかるべき親から
命を奪われこの世を去った彼は
どんな想いだったのでしょうか。
恐怖、怒り、無念、悔しさ。
でもきっと一番強かったものは
深い深い「悲しみ」
だったのではないでしょうか。
もっと大切にしてほしかった。
ちゃんと愛してほしかった。
怖いものから守ってほしかった。
この大切なものが得られることなく
幼くしてこの世を去った彼の気持ちを思うと、
どれほど悲しかっただろうか…
どれだけ無念だっただろうか…
胸が張り裂ける想いがします。
そして今回もいつものように
こんな意見が飛び交いました。
「あんな親に生きる価値はない」
「あんな奴らは死刑だ」
「絶対に許せない」
そう言いたくなる気持ち、
すごく理解できます。
想いを訴えることもできずに
亡くなった彼のことを思うと、
そう言いたくなって当然です。
ただ、この親も子どもの頃から
過酷な育ちをしてきたことが
うかがえます。
↓
Yahoo!ニュースより
《大阪府3歳男児“熱湯虐待”殺害》「施設にいた頃も3歳の…
だからといって子どもに
した「行為」が容認できる
わけではありません。
でも、だけど、
親を非難して追い詰めても
何も変えられないんです。
子どもの命が守られることが
最優先なのは当然です。
「よくないからやめなさい!」
と言って変わってくれたら
どれだけいいでしょうか。
でも「親を非難して終わり」
にはできないのです。
なぜなら、
子どもがほかの誰よりも
求める存在が「親」だから。
子どもたちは自分の親から
*守られ
*愛され
*尊重され
真の幸せを感じるもの。
だからこそ親を責めるのではなく、
親が親として機能できるような
支援が必須ではないでしょうか。
もちろん親としての機能を
取り戻すことが困難な人も
いることでしょう。
今回のケースはもしかしたら
その一部なのかもしれません。
しかし、こんな親御さんが
いることをご存じでしょうか。
「私は毒親です」
「これ以上子どもを傷つけたくないんです」
「もう逃げません。自分を変えたいんです」
今はまだわが子につらくあたっている
親であっても、このように自分を変える
ために相談に訪れる人は決して少なく
ありません。
しかも自らを
「毒親かもしれません」
「きっと毒親です」
と断罪しながら。
こんな親御さんが変わると
どうなると思いますか?
親が自分の課題をクリアする
↓
自分で自分を整えられるようになる
↓
子どもを守り、愛し、尊重する
↓
子どもは最高に幸せ
↓
周りにいる家族も幸せ
↓
みんなの幸せ
子どもにとっての本当の意味での
幸せを願うからこそ、「ひどい親」と
言われるような親の回復をなおざりに
してはいけないと思うのです。
今はわが子につらくあたることがあっても
子どもの幸せを願って相談にくる親御さん
には志があります。
何より大切なのは
*子どもの幸せ
だからこそ親の回復をサポートする
ことがとても大切だと思うのです。
ちなみに私が育ったわが家も
けっこう大変な家でしたよ。
そのとき本当に求めていたものは
「怖い親がいなくなること」
ではなく、
「みんなで明るく楽しく
笑って暮らせること」
でした。
そのためには親の回復が最優先。
自分を毒親と責めては
罪悪感で苦しんでいる
子育て真っただ中のあなたへ。
「私は毒親」
「私さえいなくなればいい」
と自分を責めるくらいなら、
そのエネルギーは自分を
回復させることに使ってあげてください。
そしてその自分で
わが子に真の幸せを
与えてあげてください。
「誰か」の幸せのためでなく、
「みんな」の幸せのために
ちょっとだけ勇気を出してみてください。