悩み「実の親だけど頼れない」
こんにちは。高澤です。
わが家では目下思春期&反抗期の
息子に手を焼いております( ̄▽ ̄)
あなたの「わが家」はいかがですか?
言っても聞かない。
同じ失敗を何回も繰り返す。
むしろ逆ギレしたり。。。
こんなことが重なると
「こりゃまずい!」と焦りますよね。
ますます
「ちゃんと子育てしなきゃ!」
なんて思いが強まったりするものです。
だけど、頑張っても頑張っても
わが子は思うようになってくれない。
下手するとどんどん
悪化している気さえしてくる。
こうなると
「子育てしんどい!」
「親をやめたい!」
なんて気持ちになることが
あっても不思議ではないですね。
ではなぜ子育て頑張ってるのに
うまくいかないのでしょう。
それは
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「頑張っているのに
うまくいかない」ではなく
「頑張っているから
うまくいかない」。
ここでちょっと事例を
ご紹介します。
以前はわが子が言うことを
聞いてくれなくて、そのたび
怒鳴ったり叩いたりしていた
エーコさん(仮名)。
お子さんがちっちゃい頃から
必死に子育て頑張っていました。
「ちゃんと育てなきゃ!」
「ちゃんと母親しなきゃ!」
「子どもに私のような思いを
絶対にさせちゃいけない!」
「人様から悪く思われるような
人間に育てちゃいけない!」
「うちの親みたいな親には
絶対になっちゃいけない!」
ちゃんと
ちゃんと
ちゃんと。。。
エーコさんはこうやって
必死に子育て頑張っていました。
自分がどれほど
追い詰められているかに
気づくこともなく。
では何がエーコさんを
ここまで追い詰めたのか。
そこにはいくつかの要因が
絡んでいました。
まずは助けになる環境の不足。
・子育てへの夫の理解不足
・実の親からの批判的な干渉
・近隣にサポート資源がない
・経済的事情で有料支援の利用困難
etc.
子育てに一番必要なものは
*心の余裕
です。
先のような環境的な理由によって
心の余裕が持てなくなることは
決して少なくありません。
エーコさんは他にもこういった
数々の不要な思い込み
にも縛られていました。
・「子育ては母親がするもの」
・「子どもの一生は3歳までで決まる」
・「親は子に常に愛情を注ぐのが当然」
・「子に優しくできない親はおかしい」
・「それができないなら母親失格」
etc.
【おまけ】余談ですが、
「子どもは親孝行するのが当然!」
も思い込みでございますよ。
先のような無意識の思い込みを
アンコンシャスバイアスなどと
呼びます。
それは所詮ただの思い込み、
もっといえば偏見に過ぎませんが、
子育てや母といったテーマに関しては
未だ信じる方が多いように感じます。
周りにいる人たちが
「ただの偏見だよね!」
と芯から思ってくれていると
ありがたいですよね。
これが逆に近しい身内が
「それが当たり前!」
なんて思い込んでいると、
子育てする母は救われないですよ。
こういった思い込みに
晒されながらの子育てには
常に恐怖がつきまといます。
「周りの目なんて気にするな!」
なんて綺麗事は役に立ちません。
恐怖に背中を押され、
「ちゃんとした子育て」に囚われ、
自分を駆り立てていく。
エーコさんも次のような
悪循環に陥っていました。
自分が母親として周りから
悪く見られている気がして怖い
↓
「悪く思われないように
ちゃんと子育てしなきゃ!」
↓
強烈な焦りとプレッシャー
↓
わが子の「不完全さ」
ばかりが目につく
↓
そこを必死で正そうとする
↓
しかし子どもは変わらない
↓
ある時ストレスがピークを迎え、
子どもを怒鳴る、叩く
↓
わが子への罪悪感と
自分への情けなさで
苦しくてたまらない
↓
「私はダメな親…」
↓
「だから周りもきっと
私をそう見ているはず!」
・
・
・
↓
スタートに戻ってループ
サポート資源の不足に見舞われ、
社会的な思い込みに縛られ、
子育てがどんどんしんどくなっていく。
こんな中で叫ばれる
「母親なんだから頑張って!」
なんて言葉はただの虐待だと
思うのは私だけではないはずです。
何より、こんな状態で誰より
救われないのは子どもたちです。
親がしんどい
↓
子育てがしんどくなる
↓
子どもへの否定的な
かかわりが増える可能性
↓
子どももしんどくなる
↓
誰も幸せにならない。。。
この悪循環をどうにか
断ち切りたいものです。
ところで事例のエーコさん。
実はすごい変化をされました。
・子どもへの怒りが消失
・夫への嫌悪感が大きく軽減
・不完全な自分を愛せる自分
・不完全なわが子が「愛おしい」
まるで奇跡みたいな変化。
私もめちゃくちゃ驚きましたが、
エーコ自身が一番驚いていました。
一体なにがどうなって
エーコさんはこんな変化を
作り出せたのでしょうか。
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その続きは、、、こちらでご紹介します。