「子どもにイライラする」「子育てがしんどい」「疲れた」を必要以上に悪化させる要因

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て


子育てを子育てをつらくする無用の長物

子育てが、、、
「つらい」「しんどい」
「イライラが止まらない」
「もう疲れた…」



こんな想いを抱えながらも
子育てを日々頑張っている親のあなたへ。


本当にお疲れさまです。



子どもは欲求と感情の塊みたいな生き物ですから、
それを育てるのはとても労力がかかりますよね。



日々大変な作業に取り組んでいるのですから、
疲れたりしんどくなるのは当然だよなー
って思っています。
(実際私もそうなっておりますし)



ですが、実は、子育てを必要以上に
つらくしている要因があるのです。



しかも、それは要らないものなのに、
多くの親御さん(特に母親)がそれに
囚われて苦しんでいます。



苦しめられてるのに見えていない
その要らないものとは、、、











社会的な思い込み



これ、本当にいらないので
ポイっと捨ててしまってOKなのですが、
多くのお母さんたちはこの社会的な思い込みに
いつの間にか絡め取られています。



本来要らないものなのに、
それにガッチリと縛られて苦しい…。



なんとももったいないことです。




社会的な思い込みとは

ではその社会的な思い込みって何でしょうか。



主なものがいくつかありますが、
その最たるものはと言えば、、、







「だって、母親だから」



「つらくても自分が頑張るしかない」
「嫌とかつらいなんて思っちゃいけない」
「優しくしてあげなくちゃいけない」
「自分のことを優先しちゃダメ」
「ちゃんと子育てできない自分は親失格」
・・・



なんでそう言えるの?



「だって、私、母親だから…」




思い込みは事実ではなく思考

こんなことを無批判に信じていれば、
どんな屈強な人だってつらくなって当然です。



そもそも「母親」とは役割であって
人間そのものを示す言葉ではありません。



人間である以上、
*「つらい」「しんどい」って感じるのは自然
*「イヤなものはイヤ」も自然
*自分を優先したくなることがあるのも自然
*優しくできない時があっても自然
*一人で子育てなんてうまくいかなくて当然



子育てにおいて母親の役割は大きいですよね。
愛着形成の立役者でもありますから。



だからこそ、社会という名の「他者」は
それをサポートして然るべきなはず。



それなのに、
「母親なんだから」
なんて無責任な押し付けをこの令和の時代の
今もなお多くの人が信じていることが残念です。



この「母親だから」がいかに事実のように
見えているとしても、これはただの思い込み。
それは思考に過ぎず、世の真実ではありません。




「正しいか?」ではなく「有用か?」

子育てしている母親自身も、
その周囲にいる家族も、
世にいる第三者の人たちも、
「母親だから」というステレオタイプな
思い込みを結構持っている場面に出会います。



繰り返しになりますが、
それは思考、つまりその人が頭の中で
「正しい」と思い込んでいるものに過ぎないんです。



そもそも大切なことは
「それは正しいか?間違っているか?」
といった視点ではなく、

「それを信じることで誰かが助かるか?」
「子育てする親にそれは役に立つか?」
といった視点で観ることですよね。



おそらくそんな思い込みを信じて
助かるのは子育て中の母親たちではなく、
その周りにいる部外者たちでしょう。



さらに、100歩譲ってその部外者たちが信じる
その思い込みが仮に正しいとしたところで、
それが子育てする親御さんの助けにならないのなら、
その正しさにどんな意味があると言うのでしょう。




親である前に人間

こんな思い込みのセリフを見聞きする度に
「なんじゃそのク○(汗)みたいな考えは!」
なんて悔しく感じること多々です。



でも、人が何を思い、何を信じるかはその人次第。
私たちは他者を変えることはできません。



社会的思い込みなんてなくなればいいのに…
痛切に願ってもそれは無くならずに今もなお
現存しつづけています…



であれば、せめて子育てする親御さん自身は
この思い込みを捨て去ってみませんか?



◎子育ては一人では難しいもの。

◎人の手を借りてようやくどうにかできること。

◎だからつらさを感じるのは自然なこと。

◎親にも感情がある。
 たとえ我が子であっても腹が立ったり
 イヤな気持ちを感じても不思議ではないこと

◎親も人間。
 時には自分を優先したくなるのは自然なこと。


いずれも誰にとっても自然なことです。



一方で社会的な思い込みなんてものは
聞いている「フリ」だけしてればOKです。



「母親のくせに!」と押し付けてくる割には
何の手助けもしない輩(汗)に対しては、
心の中であっかんべーするくらいでちょうどいいです。



子育てで何より大切なことは
愛着の肝である母親の心の安定です。



その助けになるものを増やし、
それを脅かすものは減らす。



そしてそれを手助けしてくれる仲間と繋がる。
(理想はパートナーですけれども)



「どう育てたらいい?」のその前に
「心に余裕を持つ助けになるものは何?」を
考えてみてください。



答えはすぐに見つからないかもしれませんが、
それでもそれが最優先。



貪欲に探して見つけて繋がっていってください。



決して
「子」育てが
「孤」育てに
ならないことだけは強く願っています。

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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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