子育ては母親の責任?
子育ての不安
子育て中のママさん・パパさん、
もしかしてこんなこと悩んでいませんか?
「自分の育て方だと子どもがダメになるんじゃないか」
「自分のやり方が間違っている気がして怖い」
「子どもが自分みたいになったらどうしよう」
いずれもカウンセリングでよくお聞きする訴えです。
どれも悲観的な想像ではありますが、我が子を愛すればこその不安。その分辛くなってしまいますよね。
子育ての不安の解決法
子育てとは子どもの「命」を育てる大切な関わりですから、プラモデルを作るように「ま、失敗してもいいか。壊れたら壊れた時」というわけにはいきません。
その分プレッシャーもかかりますから、不安になることはある意味自然なのかもしれません。
不安もほどほどなら役に立つものの、過剰になるとかなり厄介です。
今ここに何の脅威もないにも関わらず、身体が「怖い!」時と同じ反応を引き起こしますから、そのままにしておくことがとても難しいのです。
一見どうにもならないと感じることすらある、この(過剰だったら)厄介な不安という感情。いったいどうやったら解消できるでしょうか。
それはたった一つの方法で達成できます。
それは
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★不安を取り除こうとしない!!!
不安の仕組み
たとえば小学生の娘が最近反抗的になったとします。
楽観的な親御さんならさして気にならなくても、不安傾向の強い方は心中穏やかではいられません。
「このままワガママがひどくなるんじゃないか?」
「不良になってしまうんじゃないか?」
「親の言うことを全く聞かなくなったらどうしよう…」etc.
悲観的、否定的な未来を【思考で想像】することにより、【不安という感情】はどんどん膨れ上がります。
それはあまりに不快な状態。1秒でも早く取り除きたいと思うのは不思議なことではありません。
ではこの例であればどう対処するでしょうか。
不安の悪循環
子どもの不適応行動の背景にある理由を確認することもなく、強く叱責したり、命令したり。あるいは怒鳴ったり、叩いたり、といったこともありうるかもしれません。
しかしいずれの行動も“目的“は「子どもの真意を理解する」でもなければ、「不適応行動を諌める」でもありません。
この場合の目的は「親の不安を取り除く」
悲しいかな、こういった事例をこれまでたくさん見てきました。
この関わりの先に起こり得る結末は、、、
●子どもが心を閉ざす
子どもが心を閉ざせばどうなるでしょうか。親に本音を言ったり、困りごとを相談したりするでしょうか。
むしろ距離を取るようになることでしょう。
その結果不安の強い親御さんはどうするでしょうか?
まずます問いただしたり、怒ったり、責めたりするかもしれません。
この事例に限らず、不安は「取り除こう」「避けよう」とすればするほど、まるでストーカーのように取り憑いてきます。
不安に負けない自分になる
そのままにしておくのはあまりにしんどい。
だからといって取り除こうとすると副作用に苛まれる。
不安とはなんと悩ましい感情でしょうか。
ではこの厄介な不安を取り除こうとする代わりに何をすればいいか。
それは
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★安心を感じられる材料を増やす
まずは身体を落ち着かせてあげたいところです。
おすすめはヨガ。それが難しいならストレッチ。それも難しいなら深呼吸。
他にも柔らかいクッションやぬいぐるみをハグしたり、毛布で身体を包んだり、温かいお風呂にゆっくり浸かったり、落ち着ける音楽を聴いたり、リラックスできる香りを嗅いだり。
とにかく身体の力が
*ふっと抜けて
心が
*ほのかに“いい感じ“を感じられる
こと、もの、場所、人をた〜くさん増やすわけです。
身体と心が「安心!」と感じられることを増やせば増やすほど、不安は威力を失っていきますよ。
まとめ
最後にまとめてみます。
子育てであれ他のことであれ不安を感じたら、、、
①取り除こうとしない!
②代わりに心身が安心を感じることをたくさんやる!
以上です。
もちろんこれでどんな不安も大丈夫!というわけにはいきませんが、ある程度の不安であれば、これを繰り返し実践すればするほど
★心の穏やかさ=安心
は増えていきますよ。
これが子育てのお役に立つことを祈っています。