子どもの心の傷とその影響②
こんにちは。親子関係の悩み専門カウンセラー高澤です。
今日のテーマは自己責任です。
この言葉、最近はどちらかと言うと「お前が悪いんだから、自分で責任取れ!」的な非難で使われることが多い気がします。
でもそれは少し違うのではないかと思っています。昨日に引き続き、わが家の出来事を通じてそれをお伝えします。
息子のやらかし
うちの息子、ちょいちょいやらかします。昨日は7年来続いている約束破りをやりやがりました。
わが家には
①すべきことだけ先に終わらせる
②終わればしたいことをしていい
という決め事があります。
息子にとってはしんどい面もありますが、これも大切な社会化のための訓練。頑張ってもらっています。
昨日はそれを破り、朝からパンイチで「今日から俺は!」を鼻をほじりながらだらだら見ておりまして、それをとうちゃんに見つかり、はい説教!となった次第でした。
自己責任論での対応
見つけた瞬間は残念にも超イラッ!としてしまい、いわゆる自己責任論を持ち出してしまった私。
父「自分で約束破ったっちゃけん、今日は外出禁止!」
子「それひどすぎるやん!」
父「自分が破ったんやけんしょうがないやろ!自己責任じゃ!」
子「(なんやかやと反論)」
父「ダメなもんはダメ!」
これは残念ながらダメダメパターンです。やかましく言えば言うほど本題から逸れてしまいますし、「怒られたくない」という目標のためにエネルギーを注がせてしまうからです。
これは父である私のほうのやらかしでした_| ̄|○
選択の責任
ということで、ひとまず怒りをリセット。落ち着いた後にやり直しです。
父「することだけしたら、あとは好きにしていいって約束やったよね」
子「そうよ(若干キレ気味)」
父「破ったらどうするって決めてたっけ」
子「(モゴモゴしつつ)遊び無し…」
父「『先にすることだけする』を選べば自由に遊べます。しなかったらその日は友だちと約束していても遊びは禁止になります。どっちも選べますよ。そこは任せます」
子「・・・」
「約束破ってしたいことをしたいときにしたいようにする」を選べば、必然的に自分の望まない結末が訪れます。
一方で「約束を守ってすべきことを先に終わらせる」を選べば、確かに面倒ではあっても、そのあとは「自由に遊べる」という結末が訪れます。
自分が望む結末がほしいなら、それをに見合った選択をする必要があります。
「楽なほうを選びたい」
「でも嫌な結末はほしくない」
これは社会では通用しないよ!というお話です。
それを説教や叱責ではなく
【選択の結末】を通じて
【自分にとっての最善の選択が何か】を
身をもって学んでもらいたいのです。
どんな「結末」が訪れるかは、結局は自分の「選択」次第なのです。
その後
イーっ!!てなってはいましたが、昨日は頑張って外出もせずに家にじっとしておりました。
とはいえ遊べなかったストレスが強かったようで、母である家内に何度も電話しては泣き言を言っていたようです。(もちろん「遊んで良いよ♪」は言ってもらえないのですが)
そうやってやりくりしながら頑張っていたようです。
今はまだ理性より欲求や感情が強いから大変だとは思うけど、生きやすくなるには感情も理性もどっちも大事ですよ。がんばれわが子!!