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コラム

カウンセリングを受けることへのためらい

2020年8月11日

テーマ:ひとりごと

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: メンタルヘルス 対策


こんにちは。親子関係の悩み専門カウンセラー高澤です。

当所ではカウンセリングやセミナーを通じて支援活動を行っていますが、相談に来る最初の一歩が一番大変と多くのクライエントさんから教えてもらいました。

言われてみれば確かにそうですよね。
人に話せないような内側を相談するわけですし、普段なら決して見せないような内面にある気持ち、思い、欲求などを見せるわけですから、そりゃ平気なわけはないですよね。

相談を躊躇する理由

実は最近の私自身がまさにこの「相談を受けること」の大変さをしみじみと体感しました。

まず悩んだのは
「誰に相談したらいいの?」
ということでした。

今年1月にホームページをブログサイトに変えたはいいものの、訪問者の数が前のサイトより大きく減っているという現状。それが私の困りごとです。

こりゃいかんということで相談できそうな人を探し回っておりました。

その甲斐あって目星をつけたまではよかったのですが、いざ相談となると、、、
・自分の困りごととこの人の支援内容はマッチしているの?
・怪しくはない?(玉や壺を売り付けられないか)
・仲間として一緒にやっていけそうな人?
・意見の押し付けやマウントはない?
・料金は適正?(ボラれないか)
・最初だけ優しくて途中から批判屋に豹変しない?
などなど

あげればキリがないくらいの気がかりが出てきました。

相談する側から相談される側に移って早や20年弱。人に相談するってこんなに大変だったんですね。すっかり忘れていました。今回はその大変さをひしひしと実感させてもらいました。

相談する相手を決めるのも大変

で、先のような気がかりをなんとか乗り越え、三人の人に相談することにしました。そう、したまではよかったのですが、そのあともいろいろありました。

まず一人目。
話をして断りました。理由は、こっちが伝えた困りごととは違う支援(要は売りたいもの)を勧められたこと。私なりの意見やニーズを伝えたのに、そこは聞いてもらえずスルーされてしまったこと(涙)。一言で言えば「最初っから話を聞いてくれない」でした。

次に二人目。
ここも断わりました。理由は、相談に乗ってくれたコンサルの方が途中でイライラ丸出しだったこと。後は最近のよくあるマーケティングの手法に嫌悪感を覚えたこと。

参考までにその手法はこんなものでしたよ。
有料レベルの無料動画プレゼント→高額の説明会を無料提供→素晴らしい自社サービス紹介のオンパレード→そこで料金ドン!(かなり高額)→しかし本日中なら割引ドン!→決めかねていると大量の高額且つ上質のサービス無料プレゼント!と畳み掛け。

よく「決して強制などいたしません」という記述を見聞きしますよね。確かにここも強制はありませんでした。ですが、この流れに乗った後では非常に「ノー」が言いにくくなる状況に立たされていました。まあ、私は図々しい(汗)ので断りましたが、心優しき方だとイエスと言ってしまうのもわかる気がしました。

ということでお願いしたのは三人目の方。
理由は、先のようなまどろっこしい売り付けが一切なかったこと。できることとできないことを潔く伝えてくれたこと。(愛想はちょっとイマイチでしたが)やるべきことはきっちりやってくれる様子が伝わってきたこと。

ではこの三人目はベストフィットかと言われると、意外にそうでもなかったりしました。それはやってもらいたかった作業がそこではできないことが後あと分かったから。また、それを伝えた瞬間に態度が急に拒絶的になったから。

ということで現在は4人目を探索中です。相談相手を探すのも一苦労ですなぁ。

相談する人を決めるときには

私は普段相談される側ですので、相談する側の気持ちを汲み取れていないときがあると思います。

今回の3人連続相談を通じて、人はいろんなことで相談を躊躇するし、決めるにはすごく勇気もいるし、決めたからといってそれでOKともならないし、、、といったことを自分で感じることができてよかったです。

理屈だけでなく、今回の実体験も合わせて考えてみると、相談する相手を決めるときにはこんなことが大切なんだろうと思います。

●自分が達成したい目的を伝えてそれを手伝えるかどうかを事前に確認する
●1回会った上でその人の人となりというか雰囲気を体感しておく
●自分に「できること」と「できないこと」の両方を伝えてもらう
●支援途中での料金追加などがないか先に尋ねておく
●美辞麗句だけでなく必要なら苦言も言ってくれる人かどうか会話で判断する
●相手に率直な意見を伝えたとき、正面から受け取ってくれるか、それとも逆ギレや言い訳に逃げるかといった人と関わる「姿勢」で判断する
●同業他社の悪口を言わない人であること

他にもいろいろありますが、能力や技術以上に
*仲間として一緒にやっていくだけの信頼に値する人かどうか
の方が何倍も大切だと思いました。

最後に

支援者の立ち位置からばかりものを見ていると、支援に必要なものは、やれ秀でた能力だとか、他所にはない高い技術だとか、そういった「出来の良さ」にばかり目が行きがちになります。

確かにそれも大切なのでしょうが、もっと大切なことは別みたいです。本当に相談したい相手って



★仲間として一緒にやっていきたいと思える相手
なんだと思います。

私自身、仲間としてやっていきたい人と思ってもらえているのかどうかは甚だ疑問ではありますが、来てくれているクライエントさんがそう言ってくれていますから、100点ではなくても決して0点でもないはず!(ってことにしています 汗)。

とはいえ今回改めて、支援能力以上に人間力の部分を育てにゃいかんと痛感した次第。よければ一緒に頑張りましょう^^

余談ですが、現在私はワードプレスで作ったトップページを修正できる技術を持っている人を探しています。もちろん大前提は
*仲間として一緒にやっていきたい人
です!

追伸、マイベストプロに掲載している「相談者専用電話番号」に営業電話をかけてくるウェブ業者のあなたがた!大切な約束も守れない人たちとは仲間になれませんよ!そんな人にぜっっっったいに依頼することはありませんよ!なので営業電話はもうかけて来ないでね!

この記事を書いたプロ

高澤信也

「子育て力」をはぐくむカウンセリングのプロ

高澤信也(カウンセリングオフィス トリフォリ)

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