子どもをひどく怒ったり怒鳴ったりしてしまう。やめたいのにやめられない…。

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て


今日も訪問していただきありがとうございます!
カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。

今朝のこと、寝起き直後の息子にへばりついておりましたら、「おかあちゃ〜ん!助けて〜!」と家内に助けを求められてしまいました。
嗚呼、永遠の片思い_| ̄|○

息子大好きな私ですが、時々は強めに怒ることあったりします。「あー、ちょっときつく言い過ぎちゃった。やっちまった…」なんてしょんぼりなることもありますなぁ。

あなたはいかがですか?


つい子どもをきつく怒ってしまう

子どもは欲求と感情の塊みたいな生き物ですから、そりゃもう思い通りなんてならないですよね。

むしろそうなってしまうと後々が大変ですから、子どもらしいのはむしろOKです!

でも、親である私たちはその分大変。してほしいことあってもしないし、しないでほしいことあってもするし。もうキーッ!ってなっちゃいます( ̄▽ ̄)

何回言ってもおんなじことした日にゃもうどかーんですよo(`ω´ )o

とはいえ「叱る」じゃなくて「怒る」をやっちゃったあとは、ほぼほぼ[反省→息子にお詫び]の流れになるだけなんですけれども…。

親業やってる私たちにとって怒りとのお付き合いはある意味必須な気もしています。

怒りの影響

怒る側のこちらもとっても疲れます。できることなら怒りたくないのに。そう思います。

とはいえ私たち親以上に困るのは子どものほうではないかと。

怒られる頻度が高かったり、怒られ度が強かったり(怒鳴る、叩くなど)すると、子どもは安心できなくなって、いつもビクビクと怯えては萎縮するようになることも少なくありません。

そのままだと「怒られないこと」が人生の目標になったりして、そうなると警戒を解くことができないですから、いつも身体は「闘うか逃げるか」モード。とっても生きづらくなってしまいます。(ちなみに私、そうでした)

親にも子にも、あんまりいいことないですね。

怒りの大元

ところで私たちはそもそも何に怒りを感じているのでしょう?

欲求不満からくるある程度レベルのイライラなら、それは親の私たちの価値観に反している時だと思います。

私でいえば「自分のことは自分でやる」が結構譲れない価値観ですから、息子がここに手抜きした時はそこそこコラーってなってます。

価値観が不満のスイッチ。これはどこの家庭にも起こりがちなあるあるではないですかね。

その一方で、「子どものしたこと」に対して場に合わないほどの強い怒りを親がぶつけているなら、違う原因があると思います。

大抵は【恐れ】に根差したもの。
いわゆる窮鼠猫を噛む状態ってやつです。

あなたにとってこんなことが脅威にはなっていませんか?

●攻撃されるのが怖い
●拒絶されるのが怖い
●軽く扱われる(蔑まれる)のが怖い
●自分が「ダメ」「おかしい」気がして怖い
●自分の自由を侵されるのが怖い

ハナコさん(仮名)の事例

ハナコさんは、自分でも嫌になるくらい子どもに「あーせい!こーせい!」「あーすな!こーすな!」と口やかましく言って(怒鳴って)いました。

自分でも過剰だとわかっていても、それでも止めることができなくて困っていました。

自分が制御できないのはしんどいですね。下手すると「自分はおかしいの?」なんていらない思い込みまで出てきかねませんから。(もちろんそんなもんはいりません!)

ではハナコさんはなんでそれほど過剰になっていたのでしょうか?
理由は、子どもを「ちゃんとした子」(良い子、迷惑をかけない子)にしたかったから。

ではなぜ「ちゃんとした子」にしたかったのか。

それはそうでないと周りの親や先生から
「親失格(ダメ親)」と烙印を押される
気がしていたから。

自分の知らないところで、よその親や先生たちが「あの親、ダメ親ですわ。ひどいもんです。親失格ですわ」なんて馬鹿にされて笑いぐさになっているイメージが拭えなくて、そんな怖い目に遭わないために子どもに「ちゃんとした子」になってもらうことに躍起になっていたのでした。

つまりこれはハナコさんの
*自尊感情
がテーマだったんですね。

ハナコさんが生きやすくなるために

第三者からしたら先のイメージなんて「そんなの思い込み!気のせいじゃん!」で済まされるかもしれません。でもハナコさんはそうならなかった。

なぜなら、子ども時代にそう思わざるを得ない傷つき体験があったからです。

実際に体験した出来事から生まれたイメージですから、本人にとっては「ほぼほぼ事実」としか思えないんです。だから苦しいんです。

でもそのままだとずっと苦しいし、負の世代間連鎖によって子どもまで生きづらくなってしまうかもしれません。

ハナコさんが生きやすくなるためだけでなく、わが子に「生きづらさ」というバトンを渡さないためにも必要なことは、子どもを「ちゃんとした子」に育て上げることではなくて、、、



★「不完全で不十分な親の私だけど、その私でOK!」
と信じられるようになることが欠かせないと思います。

それを達成できたらわが子に今までのようなキッツイ禁止や要求もしなくて済みますね。

そしたら子どもも怯えることなく伸び伸び過ごせますね。(つまり子どもの自己肯定感も育つというおまけ付き)

一石二鳥でございます^^

最後に

場に合わないほど子どもを怒ってしまう…。

そうお悩みだったら、まずは自分が何かに脅かされていないか?を探索してみてはいかがでしょうか。それが見つかるだけでも一息つけるものですよ。
健闘を祈ります!

ところで「私は私でOK!」という感覚はどう育てたらいいの?

それはまたの機会にブログや動画でぼちぼちお伝えしていこうと思います。
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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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