子どもの心はどんなふうに育つ?
こんにちは。カウンセリングオフィストリフォリの高澤です。
先ほどVimeoで奥さんと映画を観ました。
タイトルは『ずっと、いっしょ』
ネタバレになるので内容は控えますが、主に3組の家族を追ったドキュメンタリー映画です。その中には奥様を大病で亡くされ、その悲しみがなかなか癒えない方もおられました。
その方が亡き妻に問いたいことが一つあるとおっしゃっていました。それは
「あなたは幸せでしたか?」
私ごとですが
幼い頃の我が家では父から母へのDVが度々で、その都度「助けなきゃ!」と思っていました。もちろんできるはずもないのですが。
その母は私が20歳の頃に突然死しました。原因は不明です。ですが、それからかなり時間が経った後に某大学院の教授に母の死に方を聞いてみたところ、クモ膜下出血であろうとのことでした。
そう言えば亡くなるちょっと前にも激しい暴力を受けていたので、もしかしたら、、、なんて疑念を以前は持ってもいました。
そんな私が母にずっと尋ねたかったことが、冒頭で書いた
「あなたは幸せでしたか?」
でした。
母は不幸だったのではないか。「お前が小さいから別れられない」と言っていたから、結果的には私が殺したも同然ではないか。もしかしたら私は生まれてきてはいけなかったのではないか。
いろんな負の声が当時は内側から鳴り響いておりました。
でも実は分かっているんです。母が離婚しなかったのは私たち子どもがいるからではなく、一人で子ども三人抱えて生計を立てるなんてことが不安でできなかったってことを。
方向を変えてみる
ということは、結局はそれは両親間の問題であって、子どもの問題ではありませんし、要は母が自ら
[離婚<現状維持]
を選んだのですから、実は母にとっては離婚しない方こそ「選びたかった選択」ということになります。
ということで私たち子どもは
●「母を不幸にした子」ではなく
◯「母を離婚という窮地に追い込まずに助けてあげた子」ということになります。
うん。悪くないですね^^
もしあなたも同じように「親を助けてあげられなかった」罪悪感や無力感を今も抱えているなら、子ども時代の自分自身に言ってあげてくださいね。
「あなたは悪くないよ」
「あなたのせいじゃないよ」
「大人の問題は大人のもの。子どもとは無関係なんだよ」
自分を責めるエネルギーを自分をいたわる方向に変えていけるといいなあって思ってます。ということで子ども時代の自分にかけてあげる合言葉は
★Not your fault!!!
にしてみませんか。